およそ一生なんて

□第11話
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ある日の猫飯店。



シ「おかえり、ひいばあちゃん」

コ「シャンプー今日はついとるぞ」



シャンプーの曾祖母である可崘(コロン)が一匹のブタを持って店に入ってくる。



コ「うまそーなブタがおちとった」

シ「それは得したあるな」



シャンプーは台所に向かうコロンが持っているブタを見る。




シ「(どこかで見たことあるブタ…)」




考えを巡らすとパッと名無しさんがそのブタを抱えていたことを思い出す。



シ「ひいばあちゃんそのブタ食べる待つね。それは名無しさんの…」



言ったのは遅くブタは熱湯へ。

そして現れたのは人間姿の良牙であった。







コ「なんじゃお主、婿どのの友達か」

良「友達なんかじゃねえっ!こんな体になったのもみんな乱馬のせいなんだからなっ」

コ「ほお」



コロンはかき氷を作り終えると良牙を見ていった。



コ「どうじゃ、わしと組んでみるか?」

良「どういうことだ」

コ「お主を鍛えてやろうと」

良「ふっ、ばかばかしい」

コ「これ、どこに行く」

良「あいにく鍛えてもらわにゃならんほど弱くねぇんだよ」



良牙は荷物を持って歩き出す。



コ「そうか、気がかわったらいつでも来いよ」

良「もう会うことはねぇさ」



そしてコロンがごろごろしている間に家の中で良牙が迷子になってることは言うまでもない。






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