およそ一生なんて

□第8話
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『ねぇ、あんなに突かれなきゃ勝てなかったの?』

乱「…うるせー」



家に帰って来て居間で今日の出来事を話している。



乱「俺にあんなことした野郎を一発でラクにしてたまるか」

か「いったいなにがあったの?」

乱「……べ、別に」



男にキスされたなんて言えないよね。



良「まったくみっともねえな乱馬」

『良牙…』

良「おれなら絶対あんなマヌケなめにあわねえぜ」

乱「やかましい!スケートさえはいてなけりゃあんなやつに…」

良「キスされなかったのにってか?」



…墓穴掘っちゃった。



そしてなびきちゃんとかすみお姉ちゃんはもちろん誰にキスされたか興味津々で。



良「ま、相手が色男だったことがせめてもの救いだな」

乱「てめえっ!!」

なか「「……」」



じーっと乱馬を見る2人。



か「そんなに気にすること無いのに」

な「男が相手じゃ数に入らないわよ」

『そういう問題、かな?(笑)』

な「ま、それが乱馬くんにとってファーストキスだったら悲惨だけど」

か「まさかそんなことないわよねー」



ぐさぁっと乱馬になにか刺さる。



すると乱馬は逃げるようにしてその場をあとにした。



…手当て、してあげよう。



私は救急箱を持って乱馬がいるであろう道場へと向かった。





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