およそ一生なんて
□第5話
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-乱馬side-
乱「よー良牙。おめー心までブタになりさがったらしーな」
そういうとがぶっと俺の腕を噛む。
そしていつものやりとり。
『すぐケンカしないの!』
名無しさんはコツンと俺の頭をついた。
乱「俺のせいじゃねぇよ!」
『はいはい、わかったわかった』
乱「(ムカッ)」
それからあかねは道具を一通りやってみたが全然扱えず。
『あ、あかね』
名無しさんが声をかけるとまた入り口の方から声が聞こえた。
良「俺が指導してやろうか」
『良牙くん…』
乱「どーしたんだ、Pちゃん」
良「誰がPちゃんだ」
胸ぐらを掴まれて言われていると横から名無しさんがやってくる。
『道具使えるの!?』
「こんなもの容易いもんさ」
『へぇ!!すごい!!良牙くんて優しいんだね』
ボンッ///
良「そ、そお?」
乱「(ムカッ)」
良牙はそのままリボンを持って俺を見本台にしやがった。
『わぁ!!ほんとに使えちゃうんだ…ねぇ、良牙くんっ』
良「ん?」
『私もやってみたい!教えてくれる?』
良牙の両手を掴んでお願いする。
なっ…
俺にだってあんなことしたことねぇじゃねぇかよ。
良「全然構わない、けど…」
『やった!ありがとうっ!!』
乱「…ばか名無しさん……」
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