およそ一生なんて
□第4話
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『ねぇ乱馬、今日寄りたいとこあるんだけどいい?』
乱「うん」
今日の学校も終わり、あかねは用があるということで2人で帰宅中。
校内を歩いていると乱馬の動きが止まった。
乱「(殺気…?)」
ふと上を見ると傘を持った人物が乱馬を狙っていた。
?「乱馬!覚悟ーーっ!!」
乱「あぶねぇっ」
咄嗟にあたしを抱えて避ける。
乱「大丈夫か?」
『う、うん。ありがとう』
着地すると再び彼の顔を見る。
乱「お前は…」
?「相変わらず逃げるのだけはうまいな乱馬」
乱「えっと…」
『…』
乱「…あ!おまえ前の高校で同級生だった響良牙だ!久しぶりだなぁ」
そしてそれから約束していた決闘をすっぽかしただの迷子になっていただの話をした。
良「俺はどんな手を使ってでも、きさまの幸せをぶちこわす!」
『乱馬の幸せ…?』
乱「俺の幸せ…」
乱馬を見ているとバチッと目が合う。
『ん?』
乱「いや、なんでもねぇ」
鼻をポリポリかきながら天を仰いだ。
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