およそ一生なんて

□第3話
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私は2人と一緒に走って学校へと向かう。

体力には自信あったからな。

余裕でついていける。



乱「ありゃー男じゃねーのか?」



乱馬が言うのは東風先生のこと。



あ「なによ」

乱「おめー、男なんか大っ嫌いじゃなかったっけ?」

『またそうやって…』



あかねは少し下を向いたと思ったらキリッとして再び前を向いた。



あ「そうよ、あたし、男なんて…」



どんどん門に近づいていくと大量の男が「天道あかねがきたっ」と叫んでいる。



あ「大っ嫌い!!」

『あれが…』

乱「うわー…」



その大量の男どもをあかねは一人で倒していく。

乱馬は咄嗟に私を抱きかかえて塀の上に避難した。



乱「大丈夫か?」

『うん…』



2人であかねを見ていると校舎の中からなびきちゃんが私達に声をかけた。



な「2人ともー!校舎にはいんなよー!」

『でも、あかねが…』

な「あかねなら大丈夫だって」



ぱっとあかねを見ると男が全員伸びていた。



『さ、さすが』



驚いていると次にでてきたのは…



『まさか…』



思った通りの人でした。



九「みんなきみに勝ったあかつきには交際を申し込むつもりらしいが…」

あ「九能先輩…。おはようございます」



九能先輩はあかねに赤いバラを渡して戦闘態勢に入る。



漫画通りにいけばあかねは大丈夫だって、

そう、分かってるんだけど

もしそうじゃなくて怪我したら…



私は塀から飛び降りるとあかねの前に立ちはだかった。



乱「お、おい!名無しさん!」



乱馬の声が聞こえる。

守ってくれたのにごめんね。



九「ん?君は…」

『あかねに怪我させたら私が許さない』

あ「名無しさん!あたしなら大丈夫だから!」

『あかねが強いのは知ってる。…けど』

あ「名無しさん…」



すると、九能先輩は私に木刀を向けてきた。



九「ふふっ、そこまで言うなら交際してやろう!」

『な、なんで交際?』



するとすぐに乱馬が私の目の前に。



乱「お前目ぇつけられるんじゃねぇよ」

『別に、私は…』

九「貴様、一体何者だ!2人に馴れ馴れしい態度を!」

乱「だーって…なぁ?」



それから聞いてもいないのに九能先輩の長々しい自己紹介が始まった。

そして次に乱馬が自己紹介するとあかねの家に居候していると言った瞬間木刀を振りかざした。



乱「名無しさん、かばん」

『あ、うん』

乱「早乙女乱馬!この勝負受けた!」





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