およそ一生なんて
□第6話
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『ごめん、あかね。私わかってたのに』
あ「いいのよ、名無しさんのせいじゃないわ。あたしの不注意なんだから」
自分のことでいっぱいいっぱいだったからあかねがボールを踏んで足を怪我することを忘れてしまっていた。
か「はい、いいわよあかね」
『大丈夫?』
あ「………うん」
な「マヌケねー、自分ですっころぶなんて」
か「明日の試合棄権するほかないわね」
あ「出るわよっ」
『歩いちゃだめだよ、あかね』
あ「あっ、痛…」
か「ほらやっぱり代理をたてるしか…」
あ「簡単に言わないでよ」
『あ、でもほら、乱馬がいるじゃん!』
あかねがハッとしてなびきちゃんとかすみさんも乱馬を見る。
乱「ちょ、ちょっと…冗談だろ」
『あかねのためだから…』
乱「でも俺、レオタードなんか…」
ばしゃっ
『あ…良牙』
良「徹夜で特訓だな」
ら「……」
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ーーー
ー
ところ変わって道場。
女姿になったらんまと良牙と、私。
あかねが来ようとしたが安静にしていてほしいと私が言うと了承してくれて部屋で休んでもらった。
『良牙、ありがとう』
良「全然いいさ」
『頼りにしてるね』
良「お、おう///」
ら「おいおい、やるのは俺だぜ?」
『もちろんらんまにも感謝してるよ。でもさ、明日の試合乱馬がかかってるんだよね?』
ら「俺が勝ちゃーいいんだろ」
良「ふんっ、勝てるかどうかが問題なんだろうが」
そして道場につくと早速練習を始めるが、らんまはしょっぱなから道具を使わないで良牙を倒す。
『道具を使うんだってば…』
良「動物かお前はっ」
ら「ちっ、うざってーなー」
とか言いながらちゃっかり使いこなしている所を見るとだてにあかねの練習に付き合ってたわけじゃないことを伺える。
ら「先に寝てな」
『大丈夫だよ』
ら「おれの体心配してくれてんの?」
目線を合わせて言ってくる。
『だって…』
どうせ、朝までやっちゃうじゃん…
良「名無しさん、安心して休んでくれ。俺がみっちり奥義を教え込んでやるから」
『(少し心配だけど)そこまでいうなら…』
そして私は道場から自分の部屋へ移動し布団に入る。
んま、結果は見えてるし大丈夫かな。
小さなあくびをして目を閉じた。
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