短編

□嫉妬
2ページ/2ページ

ガチャ、

西『ただいまー
久々やなぁ、まいやっ…』




玄関のドアを開け
中に入ってすぐに
なぁちゃんの背中に抱きついた




西『どーしたん?』




白「ずっとこうしたかった、」




西『フフッ、甘えたさんやな』




白「嫌い…?」




西『んーん、好きやで』




白「私も」




西『とりあえず入らへん?』




白「うん」




2人でリビングに行くと
なぁちゃんはソファに座った
いつもならお茶とか出すけど
どーしてもなぁちゃんから
離れたくなくて
私も隣に座った

すると、なぁちゃんは
私の方を向いて
優しく頭を撫でてくれる




西『こんな甘えたさんな
まいやん見れるんはななだけやね』




白「なぁちゃん以外
こんなことしないよ」




西『見せたらあかんで?』




白「うん、」




西『フフッ、可愛い』




白「今日ね、
なぁちゃんがソロ歌ってる時
みんなが可愛いって言ってたの
私、それ聞いて嫌だった…」




西『嫉妬?(笑)』




白「ななみんにもそれ言われた」




西『ななにそんな嫉妬せーへんのに
ほんまに、今日は珍しいまいやんやな』




白「嫉妬しないわけじゃないもん
今日は強く嫉妬したの」




西『フフッ、それを言ってくれるの
嬉しいで?』




白「ねぇ、なぁちゃん
チューしていい…?」




西『いつも聞いてこないのに?』




白「今日は、聞かなきゃ
いけないような気がするの…」




西『まいやん、』




白「ん?ンッ、」




西『ななも
まいやんに会えへんくて
寂しかったんやで?』




白「ほんとに…?」




西『うん、
嘘つくわけないやんか(笑)』




白「なぁちゃん、
明日オフでしょ?」




西『そーやで
まいやんもやろ?』




白「うん、」




西『フフッ、甘えたいんやろ?』




白「うん…」




西『おいで』



腕を広げたなぁちゃんに
抱きつく
小さい子供のように



西『まいやん、お風呂どうするん?』




白「明日でいい…」




西『化粧は?』




白「もう落としてきた…」




西『フフッ、ななも
ベッド行こっか?』




白「うん、」




なぁちゃんに
手を引っ張られて
ベッドに連れてかれる




西『まいやん、おいで』




先にベッドの上に
座ったなぁちゃんに
また抱きつく




西『チュッ、
まいやん、ええよ?』




白「ほんとに…?」




西『ずっと我慢してたんやろ?
それに、嫉妬してたもんな?(笑)』




白「フフッ、
七瀬、愛してるよ」




ライブ終わり、
どんなに疲れていても
関係ない

私たちはその夜
ベッドに沈んだ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ