短編

□表と裏
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『ねる、どこ行くの』




私は教室に戻らず
屋上へ行く階段にきた



「すぐ人睨むのやめなよー」



『ねるをまもるため』



「威嚇してるように見えるけど」



『ごめん、』



シュン、ってしちゃう
理佐が可愛くて愛おしくて
抱きしめる



『ねぇ、ねる』



「んー?」



『チューしていい?』



「ここで?」



『誰も来ないから』



「理佐も悪い子やね」



チュッ、



軽いキスを
理佐は何度も
してくる


私が1段
高いため
理佐がしたから
キスしてくる

いつもとは違う
キス


そして、
学校でしている
少しスリルの
あるキス


それによって
私の心臓はいつもより
少し早く動いてる



『ねる、めっちゃ
ドキドキしてる』



「いつもと違うから」



理佐が
私の胸に耳を当てる



『あ、
さっき志田が
言ってたのってなに?』




「あー、
私たちが
付き合ってること」



『え、
みんな知ってるの?』



「うん、
ふぅーちゃんと理佐意外
ほとんどのみんながね」



『マジかー…』



理佐は
階段に座り込む


私もその隣に座る



「それでも、
私のこと、まもってね」



チュッ、
っと頬にキスをすると



うん、なんて
耳を真っ赤にする
理佐



かーわい


私の可愛い
そして、かっこいい
恋人さん
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