番外編

□暴走族
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橋『にしても
生駒は何してんだよ』




若『また、漫画喫茶じゃないの?』




衛『よくお金あるよねぇ』




ガチャッ、
彩『邪魔すんで〜』




白『おっ!彩!!』




彩『相変わらずうるさいわ』




若『今日は勢揃いだな』




朱『暇そうやなぁ』




白『おっ、美脚さん』




朱『朱里や!
ちゃんと覚え、』




恵『白石…』




白『ビクッ…!!』




恵『手を出すなって、
言うたやんなぁ…?』




白『す、すみませんでしたぁ!!!』




美瑠『ほんまに
うるさい総長さんやなぁ』




若『何しに来た』




彩『まぁ、年終わりの挨拶ってやつや』




衛『にしては
勢揃いで来るんだね』




楓『あんたらの倉庫を
知りたかっただけや』




白『まぁまぁ、座れって』



白石さんは
突然やってきた
難波の方達を
いつも座ってるソファに
案内しました



橋『で、挨拶しに来たからには
なんか土産持ってきてるわけ?』




彩『あぁ、気に入るかはわからんが』




白『なになに!?
食べ物!?』




百『なわけあるか、ボケ』




白『やっぱ、こいつ嫌い!
奈々未!こいつ嫌い!』




橋『黙れ』




白『イデッ!』




夢『おかしな総長さん…』




若『土産とはなんだ』




彩『あぁ、それなんやけど
ある情報がこっちに入ってな』




梅『そんなのが土産かよ…』




橋『美波、やめろ』




梅『はい…』




彩『最近、族潰しをしてるやつが
おるらしいんや
あんたらがやられてないかの
確認しに来たんやけど
まぁ、大丈夫そうやから
情報をやるわ』




衛『結構甘く見られてるね…』




恵『甘く見てはない
そこらのいきがっとる
族潰しやったら
あんたらにこんなこと話す気は
これっぽっちもない
でも、今回のやつは違う』




若『何が違うんだ』




恵『そいつらは
族のやつが1人で
いる所を狙っとる
行動範囲は…』




彩『定まってない…』




橋『定まってない…?』




恵『東京に現れたと思ったら
その一週間後には大阪におる
その二週間後には
また東京に現われ、
族を潰す…』




堀『今まで狙われた
族はどのくらいなんですか?』




彩『いや、わからん…
たかみなさんの所、
珠理奈さんの所は
何人からやられとる
うちと咲良の所は
まだ誰一人やられてへん
だが、
私の友達がやられた』




恵『あんたらもやられてへん』




白『美彩、理佐に連絡しろ
てちは出ないと思うから』




衛『もーしてるよ
大丈夫だって』




白『そうか』




橋『今までやられた族の
共通点はわかってんの?』




彩『わからん…
それに動機もようわからんのや
暴走族という奴らに
何らかの恨みを持ってる奴なのか
そいつも族に入っていて
全国制覇のためにやってんのか…』




カチッ、カチッ…
ジィー…
白『スゥー…
全国制覇のため…?』




橋『プッ…』




『『『『アハハハッ!!』』』』




彩『な、なんやねん!』




白『笑わせんなぁ!
そんなことして
全国制覇とか言うのかよ!
アハハハッ!マジで笑わせるよ!』




若『フッ、面白いじゃんか』




衛『フフッ、会ってみたいねぇ』




彩『あんたら分かってるんか!?
自分らもやられるかもしれへん!
なんで笑ってられるんや!』




橋『やられる…?』




山『アハハハッ!面白い』




梅『…』




堀『私たちがやられると思いますか?』




百『…やられるわけないか』




白『おっ、分かってんじゃん
オオカミくん』




百『あ…?
舐めてるんか?』




白『ごめんなさい…』




橋『私らの心配するより
自分の心配しな』




恵『フッ、せやなぁ
あんたらは死にそうでも
死なへんからな』




白『彩』




彩『なんや』




白『私たちが全員やられたら
代わりにぶっ飛ばしてよ?』




彩『…』




白『もし、彩たちがやられたら
私たちが面揃えて行く…
大切な友達をボコボコにされたら
こっちもやり返しに行くからね〜』




彩『フッ、当たり前や
お友達って言うやつやもんなぁ』




白『フフッ、分かってんじゃん』



白石は拳を突き出した


山本も拳を突き出し、
白石と合わせた



彩『行くで』




美瑠『お腹すいたー』




朱『東京って何があるん?』




百『ゲテモノ』




楓『何アホなこと言うてん』




白『ばいばーい!』




恵『あ、橋本』




橋『なんだ』




恵『私の予想やけど聞いてくれるか?』




橋『あぁ』




彩『上西、なにしてるん
グヘッ!!』




白『また、あの子連れてこいよー!』




彩『嫌や!!
美優紀のこと狙うやろ!』




百『はっ…!!
なんやてー!!!
このやろ!!!
みるきーはうちのや!!!』




彩『お前のでもないわ!!!』




『『…









ほっとこう…』』




橋『で?』




恵『あぁ、今のところ
やられてるのは
たかみなさんに係わっていた族と
たかみなさんと仲のいい族や』




橋『ふーん…』




恵『相手は覆面らしい
その日その日によって
人数は違う
それに、たかみなさんの
周りを知っているやつ…』




橋『たかみなさんの
傘下にいたやつ』




恵『あぁ、
多い時には8人いたらしいで』




橋『ふーん…』




恵『あいつに言おうかと
思ったんやけど…』




橋『あぁ、私でよかったよ』




恵『せやな…(笑)』




彩『美優紀に手を出すな!』




百『みるきーはうちのや!』




白『私のだー!!!』




若『麻衣っ!』




白『あ!?』




若『入口』




白『なんだよー、
っ…!!!!
な、ななななななな…!!!』




彩『誰や』




百『あ、あの子可愛い』




橋『はぁ…』




恵『大変同士仲良くしようや』




橋『あぁ…』




西『麻衣…』




白『ちちちちちち…!!!
違いますってば!!!』




西『なに?
美優紀さん?は
麻衣のなんやね』




白『違います!!
その、あのぉ〜
冗談…ってやつです!!!』




西『あっそ、
飛鳥いこ』




飛『ばーか』




白『七瀬、さん…!
飛鳥ちゃん…!』




朱『あれ、白石の彼女なん?』
彩『多分』
美瑠『怖いなぁ…』
楓『フフッ、関西の女やから?』
夢『うちにはいないタイプですね』




恵『橋本、連絡先や』




橋『ん?』




恵『何かあったら連絡してくれ』




橋『わかった』




恵『じゃ、私らは行くわ』




橋『またいつでも来い』




恵『ありがとうな』




橋『おう、良いお年を』




恵『そちらこそ』



橋本は手をひらひらとさせ、
上西は橋本に背中を向けた











松『ただいまー』




生『麻衣、買ってき…
え、何その顔…』




白『ぎいしあいえくえっ!
(気にしないでくれっ!)』




橋『殴られた』




松『また奈々未にー?』




橋『違います』




若『ん』




『『あーーー。』』



若月が隣を向いた


帰ってきた2人は
何があったかわかった


若月の隣にいるのは
七瀬さん


若月の肩に頭を預けて
腕を絡めていた


それを目の前で
何もせずに見させられて
唸っている総長さん



橋『にしても、生駒
本当に遅いな』




堀『探しに行きますか?』




橋『そーだね
少しそこら見てきてくれる?』




堀『はい』




梅『私も行きます
美月もいくよ』




山『はーい』



3人はなかなか来ない
生駒さんを探しに
倉庫を出ました



若『私も玲香迎えに行かなきゃ』




衛『私も』




西『若、行っちゃうん?』




若『うん、ごめんね』



若月さんは
西野さんに絡められた腕を
やさしく外します



白『若月め…
覚えとけよ…』




若『なんで私なんだよ』




白『浮気者め!!!』




西『どの口が言ってんねん』




『『『『『うんうん。』』』』』




白『味方がいなぁい…!!!』




松『まちゅは味方やで?
まーいちゃん♡』




白『沙友理ちゃぁぁぁん…!!!』




松『やから、付き合お?』




西『むっ…』




白『無理ぃ〜…
なぁちゃんとしか
一緒に住めない〜…』




衛『そこかよ(笑)』




飛『なな、顔赤い』




西『飛鳥っ///
余計なこと言わんといて…///』




白『んだぁぁぁあああ!!!
うちの子可愛いいいいい!!!』




橋『2人とも
迎えに行くなら早く行け
集会始めんぞ』




若『はいはい』
衛『いってきまーす』
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