□りさねる
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シャワーを浴びて
軽く髪が濡れたまま
理佐のもとへ行く




「理佐、ありがと」



『ん』



テレビを見ながら
軽く返事をされた




「理佐、今日どうしたの?」



『何が』



「変やよ?」



『何もない』



「むっ、
もー帰る」



『…』



止めてくれるかと
思ったけど、
何も言わないから
本気で帰ろうとしたら
腕を引っ張られた
そして、
そのまま抱きしめられる
今度は、
来た時みたいに
強くではなく
優しく





『ねるは私の、だよね』




理佐にしては
弱々しくそう吐いた




「そーだよ?」



『ほかの人と
あんまりいないで』



あ、嫉妬か



「ほかの人って?」



『言わない…』



「教えて」



『…冬優花』



「ふーちゃんに
嫉妬したん?」



『別に』


理佐は離れて
またテレビを
見始めた



「ふーちゃんの
何に嫉妬したん?」


理佐が嫉妬することが
珍しくて少しいじる


『やめて』



「いいやん
教えてよー」



『いやだ』



「けちー」


理佐の隣に座って
一緒にテレビを見る
理佐の肩に頭を預けると
理佐が私の手を握ってきた


なんか嬉しくて
頬が緩む



『何ニヤニヤしてるの』



「理佐が素直だから
嬉しくて」



『いつも素直じゃないみたいな
言い方やめてくれる?』



「そうでしょ?」



『うるさい』



「りさ、好きー」



『ん』



「理佐のね
さりげないところ好きー
何気に優しいところとかー
あとね、
ツンデレなところとー
みんなに優しいけど
ねるだけに優しいところもー
あと、ンッ」



また、いきなり
チューされた



「あと、理佐に
チューされるのも好き」



『ねる、いい?』



「うん」



お姫様抱っこされて
さっきと同じ状況になる



『ねるが思ってる以上に
私、ねるのこと好きだから』



そう言ってキスをする

お互い求めるキス



着たばかりの服を
丁寧に脱がされる


寝るとき
Tシャツ一枚の私は
すぐに裸になる



『ねる、好きだよ』



「ねるも」



耳の傍で囁かれ
そのまま耳にキスされ
首、肩、胸と
キスをされる


良かった、
写真集の撮影終わったあとで
胸のあたりに
理佐のものという
印をつけられる

可愛いななんて思う

この仕事をしてなければ
堂々と首に付けられてたのかな
なんて少し思って悲しくなる

私は理佐のものって
周りに見せつけたいから



「理佐、チューして」


そうお願いすれば
大人な笑顔で
しょーがないな
なんて言いながら
チューしてくれた



キスをされながら
下も脱がされる



『ねる、大好きだよ』



「ねるも
理佐のこと大好き」



『入れるよ』



理佐の指が
私の中に入ってくる



「はぁ、ん、」


久しぶりのこの感触
理佐だから尚更嬉しい


『ねる大好き』




「はぁ、ん」


私の中で
理佐の指が
好き勝手に暴れてる


久しぶりだから
私の体も敏感だ



「んーー、はぁ、
理佐、激しすぎ」



『なに、もういったの?』



「久しぶりやもん」



『感じやすいんだ』



ドSな顔で
笑ってくる


「理佐のくせに
ねるのこといじめやがってー」



『なに、理佐のくせにって』



「ねるやって
理佐のこといじめられるもん」



『でも、どっちが好き?』



うっわ、
この人ほんとにずるい



「言わない///」



『可愛い(笑)』



太ももを舐められ
私はまた感じてしまう



「ん、理佐
チューして」



『ん、
ねる、可愛い』



「好き」



『チュッ、私も』




激しいキスをしながら
理佐はもう1度
私の中に入ってくる



さっきとは違くて
色んなところを
つつくのではなく
同じところを攻められる


私がいちばん弱いところ



『ここでしょ、』



「はぁん、あ、ダメ、」



『チュッ、好きだよ』



理佐の言葉と
ほぼ同時にいった










ねるにTシャツだけ
着させて、
私もタンクトップになって
ねるの隣に寝転がる



『んー、理佐』



ぐったりしてるねるが
私の方に体を向き直す



「どーしたの」



『腕枕して』



「はい、」



腕を伸ばすと
ちょこんと頭を乗せる
顔は布団でほぼ
覆ってるため
目が少し見えるくらい
その姿が可愛くて
頭を撫でる



『理佐が嫉妬したー…』



「してない」



『しーたー…』



「寝るか起きるかして?」



『寝たいー…
けど、起きてたいー…』



「どーせ、私と
一緒に喋りたいけど
睡魔が来てるんでしょ」



『そー…』



「明日早く起きて
一緒に行こ」



『わかった…
おやすみー…』



うわ、もう寝た

早いなーなんて
思いながら
頭を撫でる


私も寝よ
そう思って
おでこにキスをして
電気を消した
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