番外編

□’’友達’’
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白『なーなーみーん!』




奈「うっさい」




白『なんでそんなこと言うんだよー』




奈「事実」




白『相変わらず冷たいなぁ』




いつもの屋上で
本を読んでいれば
しーちゃんがやってきた




奈「夏休み補習になったって
報告しにでも来たの?」




白『なんと!
そーなんですー…』




奈「また、なぁーちゃんと
遊びに行けなくなるじゃん」




白『でも聞いて!
夏休み入ってすぐに
テストがあるんだけど
それ、3教科全部80点以上取れば
補習がなくなるの!』




奈「あーそう
頑張れ」




白『手伝ってあげる♡
とかないわけー?』




奈「絶対いや」




白『ケチ』




奈「なぁーちゃんと
遊びたいなら勉強しな」




白『分かってるよ
じゃあさ、
私が補習なくなったら
ななみんの家で
みんなで集まろ!』




奈「いいよ」




白『ほんとに!?』




奈「うん、どーせ取れないだろうし」




白「言ったな!
やってやるからな!」




奈「頑張れー」




ガチャ、




飛『あ、まいやん』




白『飛鳥!
飛鳥は補習なかったの?』




飛『あるよ』




白『やっぱりー』




奈「飛鳥も補習あるの?」




飛『行かなかったから
その分をやれって』




奈「飛鳥もテスト80点以上取ったら
補習なしになるの?」




飛『あ、うん』




奈「じゃ、一緒に勉強しよ」




飛『うん』




白「え、私は…?」




飛『まいやんもやろ』




白『いやぁー、
飛鳥ちゃん、優しい』




奈「おい、くっつくな」




白「へっ、だったら
私にも勉強教えろ」




奈「あんた、やり方が汚い」




白『どっちかだ!
飛鳥ちゃんが、どうなってもいいのか』




奈「はぁー…
めんどくさ…」




白『さぁ!決めろ!』




捕まってる飛鳥も
だるそうな顔をしている




ガチャ、



西『あ、おった
って、何してるん?』




白『あ!なぁーちゃん!』




しーちゃんは
突然やってきた
なぁーちゃんに気づくと
飛鳥を解放して
なぁーちゃんに抱きついた




奈「飛鳥、おいで」




飛『ん』




西『なんで、飛鳥のこと
捕まえてたん?』




白『ななみんのこと脅してたのー』




西『なにしてん』




白『だって、勉強
教えてくれないんだもん』




西『もー、子供みたいなこと
言わへんの』




白『はぁーい』




西『ごめんな、ななみん
飛鳥も』




奈「私は1発殴りたい気分だよ」




白『ひぇー…!
怖い…!』




飛『まいやん、一緒にやろ?』




白「いいの!?」




飛『うん』




白『やるやる!
80点以上取って
ななみんの部屋に
遊びに行くー!』




飛『なにそれ』




奈「まぁ、気にしないで
絶対取れないから」




西『フフッ、ななみん
見下しすぎやなー(笑)』




奈「去年もそう言って
取れなかったじゃん」




西『せやな(笑)』




白「よっしゃー!やるぞー!」













奈「なんで、こーなるの…」




白『いいじゃんかー』




西『ななみん、ごめんな?』




奈「なぁーちゃんに謝られたら
なんとも言えないよ…」




飛『ん…』




奈「飛鳥、おはよ」




飛『ん…』




白『飛鳥ちゃんお目覚めでちゅねー』




奈「しーちゃん」




白『そ、そんな怒らないでよ…』




飛『まいやん…
なぁーちゃん…』




西『フフッ、寝起きやな』




奈「顔、洗ってきな」




飛『ん…』




もうお昼前だというのに
まだ寝ていた飛鳥が目覚めた




白『あれ、ななみんの
Tシャツでしょ』




奈「うん」




白『なんか、エロいね』




奈「飛鳥の前で
変な事言わないでよ」




白「分かってるよー」




西『でも、
ななみんの着るなんて
可愛いなぁ』




奈「飛鳥が着たいっていうから」




白『そんなこと言われたら
私、すぐ押し倒す』




西『変な事言わんといて』




白『可愛いよー!なぁーちゃん!』




飛『何話してんの』




奈「しーちゃんが
変態な発言してるだけ」




飛『そーでしょーね』




白『冷たい飛鳥ちゃん可愛い』




西『まいやん、』




白『なぁーちゃんだけだってぇー』




奈「ったく…
勉強するよ」




白『はい…』




奈「飛鳥も」




飛『寝起き早々勉強出来ない』




奈「とりあえず
こっちに来なさい」




飛『はい…』




西『ななみん、親みたいやな(笑)』




奈「そーでもしないと
飛鳥は勉強しないのー」




飛『うるさいなぁ
私だって勉強くらいするから』




自分の分のお茶を持って
私の隣にやってきた




飛『私、ここまでわかるし』




奈「じゃ、
あとこれだけやればいいの?」




飛『うん』




白『飛鳥!
置いていくなよ!』




飛『置いてってない
勝手に止まってるだけじゃん』




奈「そーだね」




白『くそー!』




しーちゃんはなぁーちゃんが
飛鳥は私が勉強を教えてあげた
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