番外編

□秋祭り
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夏休みが終わり
学校が始まった私は
学校で来週の土曜日の話をしていた。




飛「今度は
ちゃんと連絡してから行かないとね」




西『せやな、(笑)』




飛「祐希ちゃん、いるのかな?」




西『いるんやないの?』




飛「夏だけって言ってたから」




西『そーなん?』




飛「うん。
でも、お祭りだから
いそうだけどね」




西『楽しみやなぁ』




飛「そー言えば、
まいやんとどーなの?」




西『んー…
好きとしか言われてへんから…』




飛「案外、
まいやんってチキンなの?」




西『そーかも(笑)』




ブーブーッ、




飛「あ、奈々未からだ」




西『噂をすればってやつやね(笑)』




飛「ちょっと、いい?」




西『うん、ええよ』





飛「ありがとう

もしもし、」





橋『もしもし』




その場で電話に出れば
久しぶりに聞く奈々未の声。




飛「どーしたの?」




橋『いや、何でもないけど
電話したくなっただけ…』




飛「フフッ、なんでそんなに
申し訳なさそうなわけ?(笑)」




橋『いや、いきなりかけて
大丈夫かなって思ったからさ』




飛「うん、大丈夫だよ。
今、昼休みだし」




橋『フフッ、そっか』




飛「奈々未、何してたの?」




橋『今、店番中。
誰も来ないけどね』




飛「ちゃんとやりなよー」




橋『やってますー』




飛「あ、来週のお祭りいくね」




橋『来てくれるの?』




飛「うん、ななと
一緒に行く」




橋『迎えに行こうか?』




飛「ううん、電車で行くよ」




橋『でも、人多いかもしれないよ?
うちの神社大きいから
ほかの街からも集まるし』




飛「じゃ、金曜日
午前中で授業終わるから
夕方くらいに行ってもいい?」




橋『うん、
しーちゃんに言っとく?』




飛「ううん、ななが
言ってくれる」




西『ん?』




飛「フフッ、なんでもないよ」




橋『わかった、待ってるね』




飛「うん」




橋『学校、頑張るんだよ』




飛「お母さんみたい(笑)」




橋『ちゃんと行かなかった身が
言ってるんだから』




飛「そんな癖して頭いいから
むかつく」




橋『フフッ、じゃ、切るね』




飛「うん、バイバイ」




奈々未との電話を着れば
なながニヤニヤしながら
こっちを見てきた。




西『ななみんやろ』




飛「うん、」




西『フフッ、付き合ったん?』




飛「うん///」




西『良かったなぁ
いつ告白されたん?』




飛「奈々未たちの大会の夜」




西『そーなんや。
飛鳥も幸せやな(笑)』




飛「もー、からかわないでよ///」




西『フフッ』




飛「あ、なな
来週さ、」




西『金曜日、やろ?』




飛「聞いてたの?」




西『聞こえたんですー』




飛「フフッ、
授業終わったら
行こっか。
土曜日だと混むらしいから」




西『せやな、』




飛「まいやんに連絡しといて」




西『え?ななみんに
頼まなかったん?』




飛「ななに
連絡しともらおうと思って
言わないでって言ったの」




西『あー、飛鳥
わざとやろ(笑)』




飛「フフッ、ばれた?」




西『わかった、連絡しとくな?』




飛「うん、ありがとう」













白『なぁちゃん!飛鳥!』




電車を降りて
改札を出ると
そこに居たのは
奈々未とまいやん。




西『久しぶり』




白『ごめんね、向かいに行けなくて』




橋『迎えに行ったとしても
どーせ私が行くんでしょ』




白『私、免許持ってないもん』




橋『早く取りに行けよ』




白『やなこった、べーっだ』




飛「フフッ、本当に子供みたい」




橋『飛鳥、荷物持つよ』




飛「ん、ありがとう」




橋『行こっか』




私の泊まり分の荷物が入った
荷物を持ってくれて
先を歩く奈々未に
ついて行く。




白『なぁちゃんもいこ?』




西『うん』




奈々未を見て
まいやんもななの
荷物を持って歩き始めた。


なんだか、
久しぶりに会うっていうのに
そっけない感じの奈々未。



まぁ、2人がいるからだろう。


















白『はい、適当に使って
ご飯できたら呼ぶね』




西『うん』




白『奈々未、どーするの?』




橋『1回、家帰ろうかな。
まだやること終わってないし』




白『わかった、連絡する』




橋『ん、ありがとう』




2人が部屋を出ていき
ななと私だけになる。




飛「ねぇ、なな」




西『んー?』




飛「なんか、
奈々未素っ気なくなかった?」




西『んー、そーかな?』




飛「久々に会うのになぁ」




西『ななとまいやんが
おったからちゃうん?』




飛「やっぱり、そーなのかな?」




西『久しぶりに会うから
接し方が分からへんのかも』




飛「え、なにそれ」




西『好きな人やから
どーしたらいいか
わからへんくなる時あるやろ?』




飛「私にはわかんない」




西『フフッ、飛鳥、
ななみんが初めてやもんなぁ(笑)』




飛「ちょっと、バカにしてるでしょ」




西『してへんよー(笑)』
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