番外編

□ヤンキーの夏休み
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白『いえーーーい!!!』
松『きれーい!』
生『ひゃほー!!』
真『待ってよー!!』




『『『海だぁー!!!』』』




さんさんに照りつけてくる太陽
先が見えない海
めちゃくちゃ暑い砂浜
私たちは海に来た

ある程度の人はいるけれど
そこまで多いわけではない



白『生駒ちゃん!早く遊ぼ!』




生『遊ぼー!!!』




松『真夏、遅いー!』




真『みんなが早いの!』




奈「ハァー…
相変わらずうるさい」




絵『しょうがない』




堀『楽しそうですね』




西『子供みたいやな』




飛『それ、(笑)』




絵『どーせ奈々未
あっち行かないんでしょ?』




奈「うん」




絵『私もここにいる』




奈「はいはい、どーも(笑)」




白『なぁーちゃん!
早くこっちおいでよ!』




堀『呼ばれてますよ』




西『ななも暑いの無理やねん』




飛『フフッ、
そんなの関係ない
行こっ!』




飛鳥はなぁーちゃんの手を引っ張って
トップたちの方に走っていった




堀『飛鳥さんも
楽しんでますね』




奈「今日を楽しみにしてたよ」




絵『意外と子供じゃん』




奈「そう、意外とね(笑)」




絵『未央奈、行かないの?』




堀『海は眺める方が好きです』




奈「フフッ、私も」




絵『奈々未は
本読むほうが好きでしょ』




奈「どっちも好きだよ」




堀『飛鳥さんがいるから』




奈「未央奈は
本当に勘が鋭いね」




絵『結局惚気か』




奈「トップ程ではないでしょ」




絵『まぁ、そーだな』




松『絵梨花ー!
何してるんよー!』
白『早く来いよー!』




奈「お呼ばれだぞ、トップから」




絵『しょーがないから行くか』




奈「本当は行きたかったくせに」




絵『そーでもない』




奈「フフッ、行ってらっしゃい」




荷物を私たちに預けて
砂浜でビーチバレーし始めた

学校にいないと
みんな普通の学生だ




堀『奈々未さん
日に当たってると
倒れちゃいますよ』




奈「そーだね」




さっき借りてきた
パラソルを立てて
シートを引いて
私たちはそこに座った




堀『みなさん、楽しそうですね』




奈「未央奈も行ってくればいいのに」




堀『さっきも言ったじゃないですか
眺める方が好きだって』




奈「フフッ、素直じゃないやつ」




堀『ここにいれば
喧嘩もしなくていいですし』




奈「そーだね」




白『おい、お前ら
呑気に見てんじゃねーよ』




のんびりしていれば
トップが私たちのところに
戻ってきた




奈「暑いのダメなの」




白『飛鳥の水着見れるのに?』




奈「ほかの奴いるのに
脱がせるわけないでしょ」




白『独占欲(笑)』




堀『あ、生駒さんが
七瀬さんに絡んでますよ』




白『なに!?
生駒ぁぁぁぁああ!!!』




堀『なーんてね』




奈「お前も悪いやつだな」




生『いやぁぁぁぁぁぁあ!!!』




奈「ほら、未央奈のせいで」




堀『フフッ、』




奈「1番怖いわ…」










生『疲れた…』




白『自業自得だ』




生『何もしてないだろ!』




白『あ?なぁーちゃんのこと
いやらしい目で見といて
そんなこと言っていいと思ってんのか?』




生『ウググッ…
みでないです…』




奈「やめなさい
さっきのは未央奈が
嘘ついただけだから」




白『なぁんだ』




生『ブヘッ!
未央奈!何してんの!』




堀『必死なトップ
みたいじゃないですか』




西『生駒ちゃん、大丈夫?』




生『うんっ!』




白『このやろー!!』




生『ウギャー!!!』




絵『もう、ほっとこ』




飛『そーだね』




松『私、お腹空いたぁ』




真『私も』




奈「なんか買ってくるよ」




堀『私も行きます』




飛『私も行く』




西『ななも』




白『じゃ、私も』




奈「そんなにいらないから
トップはここにいなさい」




白『なんでだよ!』




生『じゃ、私がいく』




白『行かせねーよ!!』




生『いだーい!!』




絵『分かったから
早く行ってきて
トップが暴れる前に』




奈「はいよ」




結局4人で
買出しに行くことに




飛『涼しー!』




奈「なんで、スーパーまで来るの」




堀『買いたいものがあるんです』




奈「まぁ、いいけど」




西『ななたち飲み物見てくる』




奈「はいよ」




二手に分かれて
私たちは食べ物を買った




奈「飛鳥、持つよ」




飛『いい、持つ』




奈「じゃ、こっちにして」




飛『ん』




堀『フフッ』




奈「なに」




堀『うちのトップとNo.2は
恋人に必死なんですね』




奈「うるさい
未央奈もこっちの人間になれば
分かることだから」




堀『いるといいですけど』




奈「きっといるよ」




飛『あ!アイス食べたい!』




西『ななも!』




奈「買ってきていいよ
私たち荷物だけ置いてくるね」




飛『はーい』




浜辺について
海の家で売っているアイスに
目がいった2人
荷物を預かって
みんなの所へ
私たちは向かった




白『なぁーちゃんは?』




奈「飛鳥とアイス買いに行ってる」




白『2人にするなよー
何かあったらどーすんだよ』




奈「これ置いたら行く気だった
早く持ってこないと
猿みたいにうるさいから」




松『誰が猿や!』
真『もっとかわいい動物にして!』




絵『それが、猿みたいなんだよ』




『『なに!?』』




奈「はいはい、
じゃ、行ってくる」




白『私も行く』




2人がいるはずの
海の家にいけば
2人の姿はなかった




白『ここ?』




奈「間違いないはず」




白『すれ違ったかな?』




奈「麻衣、あれ」




白『ん?あ、』




奈「おい、待てよ」




私が指さした方向を向いた麻衣は
ありえないほどの速さで走っていった




飛『離して』




(いいじゃんか)
(少し遊ぼーぜ)




西『あんたら、
どーなっても知らへんからな』




(おぉ、怖い姉ちゃんたちじゃん)
(強がってんのも好きだぜ)
((アハハハッ!))




白『おい、』




(お?これもまた可愛い姉ちゃん)




白『誰に触ってんだよ』




(ん?この子?)
(知り合いか、)
(まとめて飲み行こうぜ
ちょうど人数も合うしな)




白『誰に触ってんのか聞いてんだよ』




(あ?)




白『汚ぇ手で触んな
糞どもが』




(てめぇ、やんのか?)
(俺ら怒らせたら怖いよ?)




奈「だから何」




(口の利き方に気をつけろよ!)




突然殴りかかってきた
男の腕を掴んで
ねじ曲げた麻衣



(イデデデデッ!)




白『触るなつってんだろ』




(てめぇ…)




奈「来いよ」









(ゲホッゲホ…)
(に、逃げんぞ…!)



アイスを片手に
唖然としている2人



白『なぁーちゃん!大丈夫?』




西『大丈夫やけど…』




白『何かされた?』




西『ううん』




白『よかったぁ…
マジであいつら殺したかった』




飛『にしても…
2人とも、やりすぎ…』




奈「無事でよかった
ごめん、2人にして」




飛『いや、もう少しで
手出そうと思ってた』




奈「飛鳥の手は汚さないから」




飛『でも、』




奈「させないよ」




飛『ありがと』




白『戻ろ
あいつら待ってるから』




飛『うん』
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