短編

□体調不良
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ホテル






コンコンッ


「はーい」



ホテルのドアがノックされ
開けるとそこにたっていたのは



『りーんりん、体調大丈夫?』


「愛梨、
ちょっとよくなったで」


『そっか、
はい、これ!
ジュース買ってきたよ』


「ありがとー
ちょっと中入ってく?」


『うん、おじゃましまーす』


愛梨を招き入れる

『りんりん、寝てていいよ』


「うん、」


愛梨に言われた通り
ベッドに横になる


二日前くらいから
体調を崩してしまい
昨日の公演を休んでしまった
明日は東京での歌番組があるため
これは出なくてはならないと
思って休みませてもらった


『あ、M-1やってるんや』


愛梨がテレビをつけて朱里の横に座る


『アハハハッ
この人達ほんまにおもしろいなぁ〜』


「せやな…」


なんか、笑う気力もなく
ただボーッと漫才を見ていた


『りんりん、大丈夫?』


「うん、無気力なだけ」


『せや、頭あげて』


頭をあげると愛梨は姿勢を変えて
朱里の頭を優しく下ろす


『愛梨の膝枕〜(ニー』


「好き、」


『エヘヘ、褒められたぁ〜』


「頭、撫でて」


『いいよー』


暖かい手が頭を優しく撫でる
私は愛梨のお腹に抱きつく

安心するこの感じ

『りんりん、今日甘えたやなぁ〜』


「いや?」


『ううん、嬉しいで』


「愛梨、あったかいんやもん」


『もちろん!
りんりんのこといつでも温めるで』


「ウフフッ
ちょっと元気でた」


『愛梨のおかげや』


「うん、ありがと」


『そ、そんな面と向かって…///』


「あー、愛梨照れてる〜」


『照れてない!///』


「いきなり照れるんだから〜(笑)」


ギューッ!



「愛梨…?」


『しょうがないやん…
りんりん、可愛すぎるんやもん』


「っ…///」



さっきまで照れてたくせに
いきなりギューってしてきて
優しい顔して嬉しいことを
言ってくれる



『なぁ、りんりん、
チューしたい』


「あかん、
移るかもしれへんやん」


『いやや、する』


「ダーメっ」


愛梨から離れようとすると


『離れんといてや』


って言われて
引き戻される


いつもは
あいみるなぎっしゅーとか
まおきゅんとかももちゃんとかと
ふざけて騒いで遊んでるのに
2人になると
イケメンスイッチ入るの
どうにかしてほしい
朱里の心臓がもたない

だからといって、
みんなにイケメンな愛梨を
見られるのも嫌やけど



『なぁ、ええやろ』


「いつも
いいって言う前に
するやんか」


『フフッ、
りんりん、可愛いなぁ♡』


チュッ、
チュッ


軽いキスをたくさんしてくる


ゔぅー、
移ったら朱里のせいやんか〜…

とか思いながら

愛梨からの愛を素直に受け取る



『朱里…
あかんわ、止まらへん』


朱里の上にまたがってきて
洋服に手をかける


「愛梨、ホンマにそれはあかん」


『んんーーー…
ゔぅーー、、、
あーーーーー…』


「朱里の上で葛藤するの
やめてくれへん?(笑)」


『やっぱ、無理!』


「キャッ!
ちょっと!愛梨!
あか、んん…」


やば、愛梨が豹変しちゃった
早く止めないと、
明日の仕事に影響するかも…





コンコンッ
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