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□おれたちー?
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薮「あ、伊野尾おつかれ」


俺たちはいのちゃんにばれないようにさっきまで読んでいたノートを机の上に置いた。



慧「なにしてんだよ」

光「い、いや…薮がさー、ジュ―ス買いに行くって言って立ち上がったとこ」

慧「ふーん。ってあー!!!ノート、ノート!ここ1週間忙しくてさー」

薮「あのさ、そのノート何?」


薮がそんなノートは知らないという雰囲気を出しながらいのちゃんに質問をぶつけた。


そう、このノートなに?


慧「これー?俺と大ちゃんと愛を育むいのーとです!!」

光「なにそれ?」


どれどれ、なんて言いながら例のノートを読み始める伊野尾慧。

みるみるうちに顔がにやついていくのがわかる。


光「い、いのちゃん、顔が」

薮「大変なことになってるぞ」


「ん?」と言いながらパタンとノートを閉じこっちを向いてこう言った


慧「だってさ、こんな可愛い大ちゃんみたらにやけないわけにはいかないよ」


いつもふざけてるいのちゃんの表情がちょっとだけ真面目に…なっているような。


でも言っていることは全然真面目じゃない


光「そ、そんなににやつくほどのことが書いてあるんだ…」

慧「うん♡読む?」

光「いや…、いい。」



さっき読みましたもん。
俺は薮と顔を見合わせた。



そしてお互いに苦笑いを浮かべた。
たぶん俺たちが今、思っていることは同じ






「「俺たちの立ち位置ってなんなんだろう」」





*fin*
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