two piece

□DRESS
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ーーーーその後、サニー号は順調にドレスローザに到着した。

ドフラミンゴの幹部に顔が知られているからと、キンエモンさんが気を利かせてヒゲやメガネや帽子など変装グッズを出してくれ、、、たのはいいけれど

ーーーーわたしはスーパーミニスカートのワンピースにニットキャップ。こういうの嫌いじゃないけれど、いつもと雰囲気変わらないし、逆に目立たない?
そしてルフィはハロウィン級の変装でおじいちゃんみたい。ほかのクルーの服もたいがい変!だけど、、、一番気は確かか疑いたいのは、あの人。

顔はメガネとヒゲで隠れてるけど、いっつも使ってるモフモフの帽子はそのままで強引にフードをかぶしてた。それより許せないのは胸に掘られたタトゥー全開の上半身ハダカにコート。
知ってる人が見たら絶対ばれるわよ。

、、、不思議なのはトラオ君が何の文句を言わず真顔で作戦がどうのってテキパキ仕切ろうとしてる事。まさかこの格好を気に入ってたりするのかしら。。。

、、、まぁどっちにしても問題なく任務遂行できるはずがないし、心配は無意味ね。

と、いろいろ心の中で分析してるうちに、ルフィ達はさっさと冒険に出てしまい、私はウソップとトラオ君とチームを組んで動くことになっていた。

正直こんな冗談みたいな格好のシリアスな人、一緒に居たくないけれど、古代種の植物が残ってるというグリーンビットには凄く興味がある!!
まぼろしのフルーツが生息してるとも聞くし、、、

たのしみ!!


ドレスローザの街に出ると変な光景ばっかりだった。オモチャは喋るし、通りでは恋人達が周り気にせずラブラブ。町の建物もかなり芸術的で、私たちの奇抜な服装がちょうどいいくらいだった。

(、、、だったらもっとかわいい動物とかのコスプレにしたらよかった。)

と、余計なことを考えながらもひときわ賑わうおしゃれなカフェが目にとまる。

あんなお店でお茶したい!!

「トラオくん、グリーンビットはここから近いのよね?面倒なことが起きる前にお昼ごはん食べてから行かない?ちょっと気になることもあるし、、、」
「おい、ロビンなんだよ気になることって!!」
トラオ君が返事をする前にウソップが怯えてつっこむ。遅れてトラオ君が予想通りの反応。
「おい!観光に来たんじゃねぇぞ!!その辺の牛丼とかで、、、。」
そう言われてる間に私はさっさとチェックイン。
「嬉しい!テラスの席空いてるって!」
2人にとびきりの笑顔を向けて呼びかけると、ウソップは「えーー」と嫌な顏。ローは無表情でプイ、、横を向いた。
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