歌の翼
□レコルト国
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「んー小狼起きないね」
「モコナのんちゃ砲で起こす?」
「それは駄目」
楽しそうに聞いてくるモコナ
どういうのかはわからないけど、危険なような気がするから私は即答で却下する
「さすがに小狼君を担いで動き回るのもあれだしねー」
と、ファイさんがいじれる話題を出してくれる
「誘拐と思われるだろうな」
それには哉汰も乗る
さて、私はどうする?
そんなこと聞くまでもない
「「黒鋼(さん)が担いでたらとくにねー(笑)」」
腕の中にいるモコナと目配せをしてハモる
「てめぇらどういう意味だー!!!!」
「「きゃー(笑)」」
それにお約束通り怒りを爆発させる黒鋼さん
私とモコナは笑いながら奇声をあげて逃げる
「取り合えずさくらはここで小狼と待っててくれるか?」
「うん」
「よろしくねーてことで3人とも行くよー!」
「「はーい」」
そして私達はベンチで寝る小狼とさくらをおいてこの国のことを調べに出掛けた