歌の翼
□蓮姫の町T
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「あ!そういえばさくら大丈夫?!」
「うん、大丈夫だよ」
「ホッそっか、良かった」
それにしても
「やーなんか到着早々派手だったねー」
ほんとそれ!
「だな。それにしてもあいつらなんだったんだ?」
「なんかお偉いさんの息子みたいだね、あの人」
「みてぇだn「あ゛」どうしたんだ小狼ってあ゛…」
小狼と哉汰が見ている方を見てみると、私達の回りに売り物が散らばっていた。
やば、忘れてた……
「・・・ご、ごめんなさーい!」
私は急いで散らばっているものを集め始める。小狼も私同様あわててお店の人に謝っていた
「あいつら、また市場で好き勝手して!」
「この町にも早く暗行御吏が来てくれればいいんだが…」
散らばった売り物を拾い集めているとそんな会話が聞こえた。
なんだろ、あめんおさって
私は夢を思い出しながら話してる人達を見ていると、さっきの女の子と目が合った。その女の子は私達を見て
「へんな格好」
と言った。
って第一声それですか(苦笑)
「あはははははーへんだってー黒りんの格好ー!!」
「「黒鋼(さん)へんー」」
「俺がへんならおまえらもへんだろ!」
あはは!ごもっとも(笑)
「ひょっとして!!来い!」
何かを考えていた女の子はいきなりそう言って、さくらの手を掴み走りだした
あ、なんか段々思い出してきた。この国の夢