歌の翼
□阪神共和国W
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「ねぇ歌羽ー」
「どうしたの?モコナ」
「いつのまにあのリーダーと仲良くなったのー?」
「んー秘密♪」
「えぇー」
そんな話をモコナとしていると
「どうして秘密なのー?」
私に抱きつきながら問うファイさんの目は笑っていなかった。
「えっ?いや、別に理由はないですけど…」
「なら、何故言わない」
横から話に加わってくる黒鋼さんと哉汰も少し不機嫌そうな顔をしていた
「えっと、何となくです」
「「「……。」」」
本当に理由はないだけど…
皆どうしたんだろ?
小狼も状況を理解していないらしく私と同じように首をかしげ、モコナは私の腕の中でうふふっと笑っていた。