歌の翼
□阪神共和国U
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「つうわけで、部屋ん中でじっとしとってもしゃあない。さくらちゃんの記憶の羽根を早よ探すためにもこの辺探索してみいや」
「「はーい」」
「はい」
「へーい」
「……」
「ふぁ〜い…」
私は軽くあくびをしながら返事した。
「人に眠れって言ったお前が一番眠そうだな」
と呆れたように哉汰が言ってきた
なんか、哉汰には呆れられてばかりのような気がする…
「うん…」
「昨日ひとりじゃ眠れなかったのー?」
そして、昨日同様に後ろから抱きついてくるファイさん
「そうじゃなくて、少し考え事をしてたら眠るのが遅くなったんです。というよりファイさん重いです。」
「気のせいじゃないー?」
気のせいじゃないから言ってるんだけどな
「夜更かしして、朝眠みぃとかガキだなボソッ」
私は黒鋼さんを睨む
というより、この人達絶対私の年齢勘違いしてるよね
「私15歳なんですけど。ガキと言われる歳じゃないです」
そう言うと皆私を見て、はぁ?という顔をした
「俺と小狼と同い年?」
「そんな身長でか?」
イラッ
スッ
「えっ?」
私はファイさんの包容から自力で抜け
どんっ
黒鋼さんの足を思いっきり踏んだ。
「いっ!!何すんd「小さくて悪かったですねニコッ(黒)」…」
私の行動に驚いたのか、黒鋼さん以外は唖然としている
ふんっ別に私は悪くないもん。小さいって言った黒鋼さんが悪い!