歌の翼
□阪神共和国W
3ページ/4ページ
「もう行くんか」
「はい」
私達は下宿屋の外で空汰さん達に見送られていた
「まだまだわいとハニーの愛のコラボ料理を堪能させてへんのにー」
とか言ってる空汰さんはおいといて、私はボーッとしているさくらに声をかけた
「大丈夫?」
「まだちょっと眠いだけだから。えっと…貴方は」
そうだった、昨日はあの後プリメーラさん達とご飯に誘われて帰るの遅くなって皆に説教されてたから自己紹介出来なかったんだった。説教のことは…うん、忘れよう
「自己紹介まだだったね。これから一緒に旅をすることになりました姫宮歌羽です。歳は同じらしいから敬語なしで、仲良くしてほしいな」
「さくらです。よろしくね。えっと、歌羽ちゃん…?」
「うん、よろしく!さくらって呼んでいい?」
「うん」
そう言ってさくらは微笑んだ
やっぱり可愛いなーこれからもっと仲良くなれるといいな!
ファサ
モコナの背中に羽根がはえ、下に魔方陣が現れた
もう行かないといけないんだ…
やっぱり少し寂しいな
「本当にありがとうございました」
「なんの!気にするこたぁない」
「次の世界でもさくらさんの羽根が見つかりますように」
「空汰さんと嵐さんもお元気で!ニコッ」
そして私達はモコナの口の中へと吸い込まれた