にちじょう(入口)
□変態には要注意!
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夏希:どうでした? 結構面白かったでしょ?
沖田:ああ、まぁ…
沖田は夏希から顔を背けたまま、生返事をし た。
いや、沖田はさっきのギンタマン上映中に、 絶対に男女みてはいけないような下ネタにな んとも言えない感覚を味わっていた。
そのため、どうやって接すればいいのか分か らなくなっていたのだ。
※強気どSキャラが好きな方すみません! ウブなカンジにしたかったので!
夏希:ね、カラオケ行きたい!
沖田:!?
夏希:さっきの映画の主題歌、歌いたいの。 普通は映画の後にカラオケ行かない?
沖田:まぁ、いいけどな。
夏希がカラオケの料金表に目を向けている。
沖田:オレ、ちょっとジュース買ってくらァ。
夏希:普通、女の子置いていく〜?
夏希が文句を言うのをよそに、沖田は自動販 売機を探しに行く。
ようやく、自販機を見つけて夏希の分も買うと、立ち上がった。
すると、夏希がカラオケのあった方から親父 をしょっぴいて来た。
沖田:お、おい!何してるんでィ!
夏希:変態親父見つけたんで? しょっぴいて来ただけっス。
いつも通りの声だが、声のトーンが少し低い ところから怒っているのだと分かる。
沖田:痴漢か何かか?
夏希:なに見せてきたんで。
@沖田:は?
夏希:ナニ。股にぶらさがってるやつ。
ドッガーンッッ!!←バズーカ
夏希:ハァ…初めて見たのがあんな奴のだとは 泣けてくるね…
屯所に帰ってから夏希がつぶやいた。
沖田:お前、よく平気だな。 普通なら悲鳴あげたりすんじゃねーのか?
夏希:いや、別に… 何か、ジェリービーンズ並に小さかったから 、逆に引いちゃって。
沖田:お前すげーな。
すると、向こうから近藤さんが来た。
近藤:大変だったな、夏希〜。
夏希:大丈夫。近藤さんの方が大きかったよ〜
近藤:いや、そーゆー大変じゃなくて… まぁ、夏希なら大丈夫か。
土方:取り敢えず、着替えてきたらどうだ? 隊士共が騒いでうるさいからな。
夏希:あ、ヤバイ。忘れてた! すみません、部屋借ります!
夏希が慌てて走っていく。
土方:多分、バレそうなんだと勘違いしたな。
沖田:土方さんが赤くなってらァ…
土方:ばっ…赤くなんかなってねーよ!
沖田:久しぶりですからねィ。 夏希が隊服と袴以外のを履くのは。
土方:総悟、お前明日仕事な。
沖田:え?明日はオレ非番なんですけど?
土方:夏希の非番奪った罰な。
沖田:このクソ土方ァァァァァァ!!!
その叫び声は屯所内に響きわたった……
〜☆〜☆あとがき☆〜☆〜
はい、ありがとうございました!
これで、沖田と土方が夏希を狙ってんのは分 かったかなー?
少しずつ進行していきますので、気長にお待 ちください♪
今回の夏希のエピソードは、私が実際にあっ た事を元にして書きました。
そして、ふん縛って捕まえてやりたかったな という思いを夏希に託しました。
ここまで読んで頂き、ありがとうございまし た!