短編集02

□勘違い
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-二日後



玲「名前ちゃ『あ、にしし

ちょっと今日買い物付き合ってよ』



収録終わりに玲奈が声を掛けて来たけど、玲奈が何か言う前に近くに居たにししに声を掛けた



優「別にいいけど、何かくれるわけ?」



『えー…

ならパフェで』



優「オッケー

ならすぐ着替えるから待っててー」



『いやいや、私も着替えるから』



玲奈が何か言いたげにしてたけど、見えないフリをしてにししと楽屋に向かった



優「喧嘩?」



『違う』



優「ふーん」



本当に喧嘩とかじゃなく、ただ単に私が玲奈を避けてる



昨日も玲奈からメールが何通か入ってたけど、全部無視してしまってる……



優「やっぱりパフェいらないや」



『は?なら何がいいの?

先に言っとくけど、買い物付き合ってくれないとかは無しだから』



優「買い物には付き合ってあげるよ

だから、玲奈とちゃんと話しな」



『んー……』



玲「名前ちゃん待ってっ!」



タイミングが良いんだか悪いんだか、そんな話しをしてると後ろから玲奈に呼び止められた



……これは聞こえないフリとか出来ないな…



『何?』



優「じゃ、私先に楽屋戻ってるから

私の事なら気にしなくて良いから、気が済むまでちゃんと話し合いなよ?」



私にそう言うと、にししは楽屋に入ってしまった



『何か用?』



玲「ここじゃちょっと……」



『分かった』



人気のない場所を探して歩く私の後ろを、玲奈が俯きながら付いて来た



『ここでいい?』



玲「うん……」



少し歩くと使われてない楽屋があったから、そこに入った
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