渇き**
□one days
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愛なんて 体で感じるものでしょう?
「……………………っは…………ん」
ギシッと無機質に音を鳴らすベッド
吐息と混ざる甘い嬌声
重なる体から感じる体温
ーーーーーーーーあぁ
人の温もりだ
目を閉じながら、私は心の中でそう呟いた
「……っ…なあ、お前なんで目、閉じてんの?」
相手はふと動きを止めて
私にそう尋ねてきた
「……決まってんでしょ」
はあ、と吐息を吐きながら、消え入りそうな程小さな声を出す
「あ?」
「………………なんでもない」
フッと微笑むと、私は男の首に手を回した
ほら
早く
私に温もりを頂戴よ