story
□ボンゴレファミリー1
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「獄寺くん!やめろ!」
だが、遅かった。
獄寺はミニボムをイザベルに向かって投げると、イザベルの前に飛び降りた。
イザベルは、気配をかんじて振り向いたが、その瞬間煙に包まれた。
2人の影を煙が覆った。
「獄寺くん!イザベル!」
走って、2人のそばに駆け寄る。
煙が晴れていき、2人の姿を露にしだした。
2人は、お互い向き合って立っていた。
獄寺はミニボムを、そしてイザベルは柄が動物の皮で覆われ、刃が金色に輝いている鋭いナイフを互いの首に押し付け、睨みあっていた。
「ツナ…?」
イザベルが、駆け寄ってきたツナを見て少し驚いた顔をした。