story
□ボンゴレファミリー1
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「十代目、」
「何?獄寺くん」
昼休み、屋上で弁当を食べている中で獄寺はツナに話しかけた。
「あいつ…なんかにおいませんか?」
「におう…?あいつって誰が?」
「今日うちのクラスに入ってきた女のことですよ、たしかイザベルだったか…」
どきんとして、一瞬からだが固まる。
さすがは獄寺くんだ。
「そう?俺は特に何も思わなかったけど…」
思わずほんとうのことを隠した。
もう巻き込みたくはない…。
なによりもその気持ちがこみあがる
「…ですね、俺の勘違いでした!
すみません!」
「謝らないでよ、それにホントに敬語やめてってば…」
「いえいえ!ボンゴレ十代目になろうお方に対して当たり前のことです!」
「それも違うから!まだ俺認めてないし!」
カチャ…
2人で言い争っている中、屋上のドアが開いた。
ツナは昨日のこともあり、自然に身構える。
そしてその隣の獄寺は、さらに身を堅くして、ポケットの中でライターを握りしめた。
カツン…
カツン…
…あ……
2人は思わず口をあけた