北斗

□Whose Voice ?
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ソファーに座るジャギ。
その前でクッションに座ってるトキ。

「兄者、見ずれぇ。頭下げて」
「しょうがないじゃない、そのソファー座高低いし」

目の前のTV画面に釘付けの二人。
洋画はたまに見るジャギと、映画より昼ドラ派なトキ。

「たまに見る映画もいいね」
「だろ ? スーパーマンは俺も初めて見た」




「まだ見てるのか…」
「ラオウ兄者、」

風呂上がりのラオウが、首にタオルをかけてやって来た。
神妙な目付きで画面を見る。

「どうした兄者」
「あのハゲ…」

画面を見ると、悪役がアップで画面に映ってる。

「私思ったんだけど…」

トキが口を開く。

「あの悪役、どっかで聞いたことある声だよね」
「レックス…だっけ」
「そうそう」
「む…」

三人でTV画面を見つめる。
誰だ…誰の声だったか…。

「兄さん達、郵便受け放置してただろ…」

今度はケンシロウがやって来た。
夜練帰りでクタクタのケンシロウは、
郵便受けに入ってた郵便物を片手に持っている。

「なんか、ヒョウ兄さんとこからきてるけど」
「ヒョウとカイオウからか…」

ラオウが呟いた。

「「カイオウ…」」
「む…」

トキとジャギの重なった声にラオウが反応する。
ケンシロウは首をかしげる。
三人の兄はまたTVに目線を戻した。

「あー…そう言われれば」
「カイオウ兄さん…かな」
「カイオウだ…」
「え、何が」
「若干穏やかなカイオウ兄者だな」
「いつもよりは恐くないカイオウ兄さん」
「うむ」

一人おいてけぼりなケンシロウであった。


「なんの話… ? 」









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スーパーマン初めて見たら、
レックスの声が北斗無双のカイオウの声で
\石塚さんヒャッハー/ってなった話。

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