私達の1ヶ月間戦争
□プロローグ
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ピピピッ
目覚まし時計の音が鳴り響く
「・・・ううーん。」
バンッ
1人の茶髪の少女がその音に反応を示し声を漏らし時計を止めた
しばらくすると少女はのそのそと起き上がり
シャッ
「眩しっ」
カーテンを開けその明るさに目を細めた
しばらく何をすることも無くボーッとしていると
トントントンッ
と階段を上がって来る音が鳴り響き
ガチャッ
「いーちゃんっ朝だよー!」
扉が開かれ1人のツインテールの少女が茶髪の少女勇希(ゆうき)のあだ名を呼びながら現れた
何時もの事なのか特に驚いた素振りもなく
勇「何時も言ってるけどそのあだ名何とかなんないの樹?」
と半ば呆れた様に自らの幼なじみであるツインテールの少女優樹(ゆうき)に此方も彼女のあだ名を交えながら言った
それに優樹は
優「だって、いーちゃんの元々のあだ名は勇(いさみ)でしょ?
可笑しくないじゃない?
それにー、いーちゃんだって私の事樹(たつき)って呼ぶじゃない。」
と少し勇希の近くに近づきながら言った
それに勇希は立ち上がって制服に手を伸ばしながら
勇「僕は良いんだよ。」
と言った。