ちょっとした小説

□病院
2ページ/2ページ

血液検査

「今日は血液検査をしますので、診察室をでて奥の治療室前で待っていてください。」医者に言われたとおりに治療室前のイスに座って待っていた。
「次の方どうぞ…って何であなたが病院にいるの!?」看護士は私の知っている人でした。しかも私の彼女でもある。昨日彼女とケンカしてしまったのである。今でも気まずい空気が二人の間を支配する。「今日は血液検査だから。」すると彼女は何も言わないで私の腕を引っ張って治療室に入った?
「私は採血用の注射器を取りに行ってくるから、そこで大人しくしててね。」
大人しくしててねと言われても、彼女が治療室を出る前に両手を縛られているから、自由に動けないだろ?私がブツブツ言っている時に彼女が戻ってきた。
「そそそれでするのか!?」彼女が持っている注射器は、普通の注射器よりもでかかった。約40リットルほどの血液を採血する事ができそうなほどの大きさである。「それではいきますよ。」彼女は私に注射器の針を向けてきた。
「まま待ってくれ!?」私は彼女を止めようにも手を動かせない。私の右腕に針が刺さった。一滴だけで私は気絶した。「ありゃりゃ、一滴だけで気絶しちゃった、根性が無いわね。今回はこれで許してあげましょう。気絶している姿がかわいー!!写真撮ってケータイの待ち受け画面にしましょ。」その後私は、彼女のアパートで目が覚めた。彼女を怒らせると怖い事を知った私は、彼女の機嫌を直す為に明日ドライブに連れて行く約束をした。
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ