鉄道の旅見聞録

□山口県半周の旅
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駅員にキヨスクの場所を聞いた後キヨスクがある一番線のホームに移動した。弁当はないが近くにあるパン屋で売っているパンがあったので買った。だが美祢線の列車は1時間以上待たないと来ない。退屈だ。ボーっとして待っているとようやく列車が来た。美祢線は全てキハ120系が走っている。定刻通り列車は発車した。走っている途中作業員が作業をしている。列車のすれ違いは一回だけだった。そして列車は終点の長門市駅に到着した。いよいよ山陰本線である。私が小学生の頃、このあたりには特急列車が走っていたが、利用者の減少で特急が廃止になりました。その話は置いて、山陰本線の車両もキハ120系である。キハ120の特徴は速くて軽量である。車内はロングシートである。長門市駅を発車した。海が見えると思ったとき次の駅に着いた。駅を発車すると制限速度が25の区間に入る。制限区間を通り過ぎた後一気に加速する。電車かと思うほど速い。列車は海辺を走っていた。だが、列車はよく揺れる。きついカーブがあるからだ。ロングシートにカーブはやばい…少し気持ち悪くなる。ようやく三見駅に着いた。ホームの反対側にはキハ40系が止まっている。キハ40系を見ると、「ボックスシートならよかったな」と思った。
お客を乗せた列車は再び走り出す。何かに向かって走り出す。人々の夢や希望を乗せて走り出す。傷ついた心をなぐさめるかのように汽笛がなる。
いつの間にか目的地の萩駅に到着していた。列車を降りた後、キハ120系は黒煙をはきながら再び走り出した。
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