短編


□宿題
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「ってお前何してんだよぃ!?」
『宿題見せるんだからお菓子の1つや2つ貰っていいでしょ!?』
「良いわけねーだろバカ!!」
『バ、バカだって…!?』


そんな…バカにバカって言われちゃ…


『あたしも終わりだ…』
「おう、お前は終わりだよ、いや末期だな」
『何言ってんだ!!あたしは生きるよ!!』


自分で言っといてなんだけど。


『だってあたしが末期のガンで入院して、闘病生活が始まって髪が抜けてジャッカルになっても、ブン太が毎日お見舞いに来てくれて、ある日ブン太があたしの好きな花とか漫画とか果物とか持って病院に来た時にはあたしがもう冷たくなってた…とかなったらブン太寂しいでしょ』
「例えが長いし設定が細かいんだよ!!もういい、宿題する!!」


ブン太はそう言ってあたしの宿題を写しだした。


『こら!宿題は自分の力でしないといけないんだよ!?』
「お前が見せる、っつったんだろい!?矛盾しすぎだろい!?」
『あたしが教えてあげるからこれ返しなさい!!』
「んだよ、くそーーーーー!!」


あたしは自分の宿題を取り上げた。
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