ちびまる小説

□幼心
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今日も朝からみぎわさんは騒がしい。
「花輪く〜ん!今日の服ど〜う?この間ママに買ってもらったのぉ」
わたしとたまちゃん、その他女子には絶対出さない猫撫で声で花輪くんにべったりだ。
前は顔色を青くさせ、あきらかに引きつった笑いを見せていた花輪くんは、最近はどこか余裕が感じられる。
相変わらず、逃げ腰にはなっているものの、「君によく似合っていると思うよ、ベイビー」とみぎわさんに対して流暢な言葉で自然に褒めるという技は身につけたらしい。
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