ちびまる小説

□わたしの王子様
1ページ/11ページ

小学校を卒業したまるこは、そのまま地元の公立中学校に入学した。
小学校を卒業する少し前から、地元では知らない人は居ないお金持ちの花輪家御曹司と友達以上の仲になったまるこは、私立に進学した花輪とは以前程会えなくなったものの、毎日を楽しく過ごしていた。
まるこは相変わらず庶民相応の生活を、花輪も相変わらずお金持ちなりの生活を送っていたが、二人の仲は変わらなかった。
だが、二人の仲は周りには秘密だった。
もちろん、仲のいい友達には話していたけれど、それ以外には話していなかった。
自分なんかと仲良くすることで、花輪に迷惑をかけたくない、そう考えていたからだ。
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ