ハリハーパラレル小説

□タブー(1)
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春らしい青空。
春らしい風。
春らしい景色。

「春ね…」
ハーマイオニーは朝の爽やかな風が吹く道を、制服を着た高校生達に混じって歩いていた。

「ずいぶん余裕じゃん」
後ろから話しかけて来た、赤みがかった髪の持ち主はロン。
「ロン」
挨拶をかわし、並んで歩く。
「どうだい?就任して1週間たった感想は?」
「易しくはなさそうだけど、なんとかやってるわ」

ハーマイオニーとロンは、大学生の時からの友人で、二人ともこの春から進学校で有名な『ホグワーツ学園』の教師として就任した。
ハーマイオニーは英語、ロンは体育の教師として。
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