雑多小説
□揺さぶられる心
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でも、戦いの後、いつもライナーが
「オリカ、大丈夫だったか?いつもありがとな」
と言いながらニッと笑ってくれるだけで、『ライナーの為に次も頑張ろ!』と思ってしまうから自分も案外単純だ。
ついこの前まで、わたしの心は無くしたはずだったのに、ライナーには無くしたはずの心を揺さぶられる。
その事はとても怖いけれど、わたしは何故か拒めずにいた。
――それは無意識な『期待』だとは気付かないふりをして。
*end*
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