ようこそご来店“ light ”へ
□第一章第一話
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───前章
ある人が言った
お前には人を魅了させてしまう何かがある、、、と
だから、
僕は
人を狂わせる
ある人が僕の前から去る前に言った。
“お前は美しくも、…残酷だ。
だが、これだけは知っててほしい。
俺は…お前を………、愛してる。
だから、お前を守るために…………。
“那月”…。俺はおまえに出会えて幸せだった。………誰かをこんなにも大事だなんて思ったのは初めてだ…。…もう…これ以上の幸せはいらない。
ありがとう…
………さよなら………
………。”
ある人の言葉を切りに
僕は変わってしまった。
いや、その前から変わってきていたのかもしれない。
何もかも……戻れたら…
……あいつ等が悪いんだ…全部
………全部。
……だったら、みんな狂わせればいい…
………あの人のためにも…
…何もかも壊してやる
……待ってて、すぐに迎えに行くから。
もう1人の僕という人間は目を覚ました。その目に一点の曇りもない。
俺の虚しさに満ちた…復讐撃は始まりを告げる。