残酷物語
□My existehce value
3ページ/3ページ
僕は僕の中にいるアイツが大嫌いだ。俺は俺の中にいるアイツが大嫌いだ。
結局おんなじことを考えて、俺(僕)はアイツを否定し続ける。
…同じ自分なのにな。
相変わらず僕は夢のなかでも現実でも被害妄想を続けて、皆を巻き込み自作自演をくりかえす。
皆を殺し満足げに笑っているのは実は僕なのかもしれない。
なら、もとからアイツはいなかった?裏の人格なんてなかった?
じゃあ存在価値について悩んでいるのはだぁれ?
アイツだね。
なんだ結局いるんじゃないか。
どちらにしろ僕らは二人で一人なんだ、いがみ合わずに仲良くいこう?
所詮考えは同じ。
ただやりかたに違いがあるだけ。
同じフリッピーなのだから。
〜My existehce value〜
『俺がいてこそこの物語は成り立つんだ。』