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□出会い
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「助けて…。」

暗闇の中で聴こえるのは女性の泣き声。

自分の姿さえ見えないこの闇の中で、ただ聴こえてくる泣き声。

「君は一体誰なんだ?どうして泣いているんだ?」

俺は何度も繰り返し問う。

しかし返ってくるのは泣き声と「助けて」の一言だけ。

でも、俺は…この声の主を知っているような気がした。

透き通った、か細い声。

その声は問いかけにも答えずただひたすら助けを求める。

「一体…君は…。」

そこで泣き声の主が泣き声でもなく、「助けて」でもなく一言言った。





ー兵器を…壊してー






その一言を最後に、俺は夢から引き戻された。
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