ツバサ・クロニクル
□阪神共和国3
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「黒!」
ゆきは黒鋼に駆け寄って近づくと黒鋼に抱き付いた
黒「おっ…おい!離れやがれ!」
突然ゆきが抱き付いて来たので黒鋼は顔を真っ赤に染めた
「…した」
黒「…?」
ゆきは黒鋼を切なげに見詰める
「…心配した。凄く」
黒「…悪かった」
「あまり無茶しないで下さい…」
そう言うとゆきは巧断を出し黒鋼の傷をみるみると治していった
黒「…!!」
「これで大丈夫です」
黒「お前…」
ゆきは辺りを見渡すと先程と同様に巧断を使い建物を直していった
「…っ!」
激しい目眩と共にゆきはその場に倒れそうになるところを黒鋼に支えられるとそのまま気を失った
黒「!!」
見るとゆきから汗が大量に溢れていた
黒「お前…巧断使うとこうなるって分かっていて…人の事言えねぇだろうが」
皆が黒鋼とゆきに駆け寄って来た
小「ゆきさん!」
モ「…ゆき凄い汗!」
フ「ゆきちゃん何でそこまで無茶を…」
正義「ゆきさんの巧断はもしかすると自身の体力を大幅に削ってしまう巧断なのかもしれません…。」
モ「ゆきはどうなるの?(泣)」
正義「少し休めば回復すると思います!」
モ「良かった〜♪」
フ「もうそろそろ日が暮れそうだしゆきちゃんはこんな状態だから今日はもう帰ろっか〜♪」
小「…はい」