09/03の日記

03:42
そもそも…(八百年前編)
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雷「おい管理人、重真呼べ!」

ご機嫌斜めですね衡様…、少々お待ちを…。


重真「兄上、何か悩んでおいでですね。」

雷「前回の続きだ、俺がお前を恨む必要があるか?
根拠無く双子は不吉だと言われて殺されかけた挙げ句、捨たと思ったら根拠無く連れ戻しておきながら、あまり人前に出るなとか言われるわ、恋愛禁止だと言われるわ、ついには俺の身代わりになって死ねとか…、明らかに俺が恨まれても文句は言えない状況だろ?」

重真「それが定めだっただけです。
自分の出生を知った時、説明も無しに連れ戻された時には少し平家を恨みましたが、重盛兄上にご寵愛を賜り、重衡兄上にも大変可愛がっていただきました故、恨みは消えていきました。
それに、身代わりとなったのは私の独断にございます、程なく消えゆく我が命よりも、何年も生きていける兄上に…、一族の未来を託したのです…。」

雷「唯一恨んだのはその運命だけだな。
可愛がられた、大事にされたに関しては明らかに俺の方が上だからな…、一緒に育った訳じゃないってのが一番の理由だな、お前自身を恨んでいないのは…。」

重真「…久しぶりに、酌み交わしますか?」

雷「…現在じゃ、俺は18でお前は実質15歳!」

お酒は二十歳になってから、ですよ、重真様!


 

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