Eyes On Me
□その7
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___予想通り、沖田とやらはすぐに息切れを起こした。
「…最初の威勢はどうした?新選組とはその程度か?」
沖田が睨みを利かせるが、その表情に余裕などない。
…やれやれ これでは弱いものいじめのようだ。 そろそろ決着をつけてやるべきか…
そう思っていると 何かが飛んできた。
撃ち落とし その方向を見ると…
名前と一緒にいた…女鬼…
近くにいるとわかる。これは血筋のよい鬼だ。
それに 腰に身に付けたあの小太刀は…!?
間違いない。
___雪村千鶴____だ
「お前が相手をするか?」
試しに女を脅してみる。
…怯まぬとは 面白い女だ。
女を守るように沖田が立ちはだかる。
なるほど…肉体は脆弱なれど、精神はそうではないと。
面白い。
俺は「もう俺の仕事はおわっている」と告げ、窓から脱出する。
…新選組…名前ばかりでなく雪村千鶴までも惹きよせるとは。
奴らは一体…
。。。続く
【あとがき】
最初の構想だと4話くらいで池田屋なはずだったんですけど…どんまいける
あと「攘夷浪士が町を巻き込んで〜」の件は 京に火をつける ってアレです。
個人的には攘夷浪士放火予定は捏造説支持派なんですが、ここでは一応そういう予定があったことにしてあります。