銀魂短編夢小説

□少女漫画×私×ドS【総悟】
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小さいころから夢見てた。

いつか 少女漫画みたいな 恋がしたいって。

けれど 現実は厳しくって

曲がり角で恋に落ちることもなく

不良少年が子犬を助けることもなく

気がつくと私は17歳。

周りの友達からも「もっと現実見なよ…」と諭されてしまうお年頃。

だから決めた。少女漫画を夢見るのは今日を最後にしようって。

奇しくも今日は私の転校初日。

転校生がひょんなことから恋に落ちるなんて…まさに私の理想の展開! そんな奇跡が今日起こってくれることを願って………


『やばいっ! マジ初日から遅刻とかやばいっ!!!』


狙ったんじゃなくて…素で寝坊した…。


焼き立てのトーストを口にくわえて 外に駆けだす。

いくら少女漫画のセオリーでも これはちょっと恥ずかしすぎる…。 早く学校に行かなくっちゃ…

全力疾走で曲がり角を駆けると…

ドン

『きゃっ』

どうしてこんなに本気で急いでいるときほど こんなベタ展開が起きるのだろうか

ぶつかった相手は

「痛ェなオイ…」

王子様オーラ丸出しの イケメンくんだった
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