夢の書庫第3室

□第8話
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動き回る機械の腕をよけながらなんとかデスコールのいる操縦席へと走りこむ


「デスコール!!」


「・・・ヒカリどうした寝返るのか?」


『そんなとこかな?…それと俺はヒカリじゃない幸村精市だ』



そんなの嘘少しでもデスコールの気をそらさないといけないんだけど方法がこれしか思いつかなかった


「ふっ・・これに乗るがいい」

腕が一本伸びてきたそれに飛び乗ってデスコールの所へ行った

揺れて不安定な足元だったがデスコールが支えてくれた


下を見るとレミ姉が機械の足で何かをしていて
ルークがラグーシ達と何か話しているのが見えた


幸運にもデスコールはそれに気が付いていないみたいだった


「ピュイーッ!」


ラグーシが元気よく鳴く声が聞こえた


それを合図にルークたちが機械に向かってくる
デスコールは機械を操って攻撃を仕掛ける



しかし私はその手を掴んだ


「ヒカリ?」


怪訝そうに私を見上げた


『ラグーシを攻撃するのはやめて!お願い!』


こうしている間にラグーシが機械に体当たりして大きく揺れた

「くっ・・!!」

『うわぁ!』


その揺れでバランスを崩してしまったそして機械から落ちる


「ヒカリ!!」


デスコールが伸ばした手も届かず宙に投げ出された

『我を助けよ【風(ウィンディ)】!!』

私はウィンディで何とか助かって先生の方へ行く


「ルーク!精市君!」


先生の合図の声がしてラグーシ達が端によけていく

あれは投石機だね


「ふんそういうことか!そんなものが当たると思うか!」


しかしデスコールが機械を動かそうとするが
レミ姉が足の部分を壊していたから動かないのだ


「なにっ!?」

「今です先生!」

「ああ!」


先生がひもを引っ張って石が飛んできた!飛んできた石は機械に直撃したばらばらになって転がっていく


「やった!やりましたよレイトンさん!」

うれしそうに先生に駆け寄るレミとルークそれに着いて行く私しかし先生の顔は厳しいまま


「倒したの!?」


「いや・・」


『まだのようだね』


「ああっ!教授、再生しています!」



再生した機械は近くに会った石の柱を掴んでこちらに投げてきた


「わあっ!」


まっすぐこっちに飛んできて投石機を破壊した
私たちは何とか丘を駆け降りて逃げた


デスコールは怪しく笑うとこちらに向かってきた


全然怖くないんだよ!羅刹に比べればね!


何本もの機械のてが後ろに迫ってきて攻撃を仕掛けてくる


『こ、殺す気かってーの!』


後ろを振り返ると機械とラグーシが見えたラグーシはダムの方に向かっていく私も向かう


私は【目】を使う


《君はどうしてそこまで?》

《僕はユラとトニー…そして町を守りたいんだ!自分を怪我をしても》

《そっか君には覚悟があったんだね》

《僕はこの町が好きなんだユラとトニーが育った街だから》

《そっかだったら私も手伝うよ》

《ありがとうヒカリちゃん♪》

《俺は幸村精市だよ》

《違うでしょだって波動が違うもん》

《あーそっか…ばれやすいのかな?》

《変装は完璧だと思うよ!レイトンさんは見抜いてるけどね》

《だろーね》

軽くラグージと会話をする

あたりには誰も人がいない…それじゃあ


さて…大広場へ行こうかな



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Lside


ズズズズズ・・・


「ん?この音は・・・」

「何?」

「まさか・・!」

「水が!」


ダムの方から大量の水が大広場に流れ込んできた水はそのまま流れてくるとデスコールの機械の押して私たちに迫ってくる


急いで建物の中に入り二階へ駆け上がる


「うわっ!何が起こったんだ!?」


機械は変な音を立てて動かなくなった


「あぁあああああ!!!ヒカリさ…精市さんがいませんよ!レイトンさん!」


「なんだって!?」


「嘘!!?」


『せんせーい!レミ姉とルークにユラとトニー!』


「ヒカリ!!」


ヒカリはラグージの近くにいてオオカミの上に乗ってこっちにきた

良かった…無事で


水がなくなるとしたに降りる


「ラグーシあなたなの!?」


「やったあ!やっつけた!!」


「ラグーシに助けられたようだね」



動かなくなった機械の上に立ちデスコールはこっちを見降ろして言った


「幸運だったなレイトン」


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ヒカリside


先生とレミが私をかばうようにして前に立った
二人の間から背伸びしてデスコールの方を見た


見つめていると目があった気がした


「しかし覚えておくがいい決してお前は私にかつことはできない

最後には必ず敗北することになる必ずな」



「教授はあなたなんかに負けませんよ!」


レミ姉が吠えた


「威勢のいいお嬢さんだレイトン、なぜ君が私にかてないのかその理由は宿題にしておこう」


「・・・」


「そうそうヒカリ、君はいつか迎えに行こう…待っているがいい」


「「・・・!!」」


『だから俺は幸村精市だってば何回言えばいいのさ…でも断るけどね』


はは、ははははは・・!!


デスコールは最後に高笑いをして去っていった



「デスコール…何者なんだ?不思議だ彼にはどこかで会ったような気がする一体どこで…」






 

 
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