夢の書庫 第4室

□第二話ー青道高校野球部ー
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そして約束の日
あの後。父さんと姉さんに言ったら驚かれた
…と言うより発狂してたし父さん


まぁ…このことはいつの間にかテニス部全員に知られていてLINEと通話が煩かった

流石…テニス部
あと野球部とクラスの人にもだわ

僕は軽く運動が出来るように短パンにポロシャツだ


…見た目は女の子見えるのは謎だけど
まぁ…母さん譲りの漆黒の髪に不二先輩より少し長めだし…うん

人見知りの僕にナンパしてくる馬鹿な男子が何人かいるわけで…めんどくさい

練習以外はつけてる眼鏡は今日もつけてる
あとは…鞄には練習メニューと相手のデータが書かれてるノートが何冊か

実際にあうんだもん…運が良ければレギュラー陣に会えるかもしれないと思ったら

昨日はあまり寝れなかった←


約束の時間より少し前に来て待ってたら
高島さんがきた


「あら…早いのね」

『おはようございます…えぇ楽しみにしていたので』

「そう…あっそうだったわもう一人見学の子と一緒でも大丈夫かしら?言うの忘れてたんだけど…」

『別に構いませんよ?』


1人でも2人でも変わらんし
吾郎ちゃんたち元気かなぁー
小学校以来あってないんだよねぇ


「そう良かったわ…あっ彼とは青道近くの駅で待合わせなのよ」

『そうなんですか…』


電車の中で…うん、思ったより人が多い
こういうときって痴漢とか多いんだよなぁ…。

青道まであと二駅だからまぁ…大丈夫か
たまたま鷹の目で見てたら…
僕の斜め前あたりのピンク色の髪の子?が男の人に触られてるのをみた…

わぁお…ドンピシャ


「…相田さん…?」


僕はすばやく相手の男の手首をつかむ


『Hey, pops! What are you doing!
(おい、おっさん!何やってんだよ!)』


突然のことで周りは驚いてる
うん…咄嗟にとか感情が爆発すると英語で喋るのはくせになってるなぁ…

「なっなんだね!きみは」

『Is it just the junior high student who found a pervert by chance?
(たまたま、痴漢を見つけたただの中学生ですが?』

「何言ってるか分からんが!」

『…痴漢を見つけたただの中学生って言っただけだよ…ばぁーか』


僕はその子を庇うようにおっさんの前に立つ


『だって僕、見てましたから♪』

「えっ…(でも彼がいたのは相田さんの丁度視界にいた所…見えるなんて…)」

「おっ俺はやってない!この餓鬼が嘘ついているだけだ!」

『A bad loser…I looked properly with my naked eyes
(往生際が悪いな…僕はこの眼でちゃんと見てたんだよ)』


ー次は◎◎前ー次は◎◎前ー

アナウンスがなった


「くそっ!」
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