夢の書庫第3室

□第8話
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私たちは楽園を一望するところに立っていた

「終わりましたね、教授!それにしてもこれ大発見ですよね!」


「いや、この場所のことは秘密さ」


『クス…確かに』


「え?」


「ユラの病気が治るまでね」


「そんなぁ…もったいないですね」


『これでいいんだよレミ姉…ラグーシからユラへのプレゼントなんだから』


「精市君・・・」


「ははは世界にはまだまだ沢山の不思議が待っている」

そう言う先生を憧れの目で見つめるルークおぉ・・?

「もっと解明したいんだ私が解かねばならないとてつもなく大きな謎に近づくためにね

それとヒカリ、そろそろ変装解いてもいいんじゃないかい?」



「ぇえ!?変装だったの!?」


『うん♪』

そういって変装を解く私w


「レイトン先生」


ルークはおずおずと先生の袖を引っ張った


「ぼくも…僕も一緒に連れていてください!
僕は先生の弟子になります!」


「「ええっ!?」」


『ふふ頑張れ♪ルーク』



「はい!ヒカリさん見ててください!」


『期待してるよー♪』


「頑張ります!」


先生とレミ姉は顔を見合わせて私とルークは笑いあった今回の事件は私の中で最高の思い出になるんだろうな



「そう言えばヒカリ」


「ん?何レミ姉」


「歌ってよ約束したでしょ?」


「そう言えばそうだね」


『忘れてた!!!?』


「でも約束したでしょう?」


『でも…ここで?』


「ほら、ほら!」


楽しそうに笑うレミ姉


「しょうがないな…もう」


私は深呼吸をした


『静かにただ見つめてた

小さきもの眠る顔眉間にしわ少しだけ寄せてる怖い夢なら目を覚まして

水がこわくてしり込みしてたあの夏がよみがえるよ

背中押されてはやっと泳げたまるで昨日みたいです

声が聞こえるゆくべき道指さしているさらさら流る風の中でひとり私歌っています


小さきものそれは私

私ですまぎれなく鏡の中、心細さだけが

誰にも負けない明日になるよそして私は幼い頃に

少しずつ戻ってゆく意味も知らず歌う恋の歌を誉めてくれたあの日に

空をあおげば満ちてくるわたしの声が

さらさら流る風の中で君もふわり舞い上がれ声が聞こえる

ゆくべき道指さしているさらさら流る風の中でひとり私歌っています

大切なものはすぐそばにあるその事に気づいた

空をあおげば満ちてくるわたしの声がさらさら流る風の中で君もふわり舞い上がれ


声が聞こえるゆくべき道、指さしている
さらさら流る風の中でひとり私歌っています__________』


§§§§§§§§




暗い森の小道を一台の馬車が通っていくその馬車には老執事と仮面をつけた風刺着な男が乗っていた


「今回も違っていたようだ・・」

と、ため息交じりに行ったその声は冷たく呆れているようだ


「焦らず行きましょう旦那さま」


老執事がゆっくりといった。すると仮面の男は鼻で笑う


「別に焦ってなどいないさ・・」


足を組みなおすと「エルシャール・レイトンおもしろい男だ」といった


「それに【星の巫女】も見つけた…ヒカリぜひとも手に入れたいものだな」

黒い馬車は不気味な音を響かせながらも森の小道を通り過ぎていった


 


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