Short(log)
□学生の戯れ
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すぐに終わると思われた勉強会だが、一向に終わりが見えない
それどころかシャーペンを動かすのを少しでも止めようとすると、花京院のハイエロファントがガン見してくる、そして何故か正座させられるのだ
「くっ……もう疲れた」
思わずそんな声を上げると、花京院は一瞬シャーペンを動かすのをやめて、時計に目を向けた
「そうだね……少し休憩しようか」
花京院がそう呟いた瞬間、私と承太郎はすぐさま床に横になった
「死ぬ……確実に」
「ハァ……こりゃあ、スタンド使いと闘うより疲れるぜ」
横になりながら伸びをするとパキパキと軽い音がして、こんなになるまで何故勉強をしなくてはならないのかと疑問に思った
承太郎と二人でダラーッと全身の力を抜いていると、また花京院が起き上がり
「さ、やろう二人共」
と、死刑宣告に等しい事を言ってきた
「スタープラチナ!!」
「うわぁ!!承太郎何をしているんだ!!」
「よっしゃ!!承太郎それで逃げるんだね!!」
「いや、違うぜ、ナマエを置いて逃げるんだぜ」
「嘘だろ承太郎!!」
花京院の言葉を聞いて、承太郎はスタープラチナを出しながらベランダから飛び降りた
だが、すぐさま花京院のハイエロファントに捕まって、つまらなさそうな顔をした承太郎がベランダから出てきた
そして、花京院の怒りもピークに達してきたので、私達はまた黙ってシャーペンを動かすのだった
その後、騒ぎを聞きつけて様子を見に来たポルナレフは日本式高校生の黒い部分を知ることになる
「大丈夫か!?さっき承太郎の足が窓から見えた……が!?」
「ん?なんだポルナレフか、なんでもない、大丈夫だ」
「いや……花京院……でも、承太郎とナマエ……」
「うぅ……ポルナレフゥ……助けて」
「……やばいんだぜ」
「二人共、黙ってシャーペン動かす」
「「うっす」」
「……これがジャパニーズスチューデント……!!」
そして、何故かポルナレフも正座をさせられ、私の隣に座っていた
なにやら精神統一とかで花京院に強制的にやらされていたけど……
結局、ポルナレフを迎えに来たジョースターさんとアヴドゥルのお陰で私達は花京院地獄から解放された