Short(log)
□愛してもいいですか?
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俺は、数日経ってからある決心をした
ナマエの前から消えると言う決心を
そして、最後に、坂田銀時が言えなかった言葉を俺が先に言って
俺という存在をすっかり消すことにした
ずる賢いが、そうすればナマエはおそらく一緒俺の事を忘れないだろう
そう思いながら、俺はナマエの前に姿を現した
「あれ?黒銀さん」
「あぁ、ナマエか」
「久しぶりですね、最後にあったのいつでしたっけ?」
「ん?……何週間か前だろうな」
「そんなに前でしたっけ?」
正確には二週間ぶりだ、俺はナマエと最後に会った時のことはしっかりと覚えている
そう言いたいが、それでは気持ち悪がられる
ふと気がつくと、ナマエはクスクスと笑っていた
可愛い笑顔だ
「何を笑っている」
「いや……時間って経つのが速いなって……」
「あぁ、そんなことか」
良く分からない事を言ってきたナマエ、しかしよほど面白いのかまだクスクスと笑っている
最期に見れたのがこの顔でよかった
少し呆れながらそう心から思う
……俺も随分とナマエによって変わったものだ……
そう思いながら、俺は息を深く吸い
「ナマエ、俺は消えてなくなるけど、これからもずっと×××××××××?」
俺はしっかりとそう言った、ずっと思っていた言葉を口に出したのだ
俺はナマエの驚いた顔を見て、消えた
消えてなくなったけど、これからもずっと、貴女を愛してもいいですか?