Short(log)
□好きな人
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君の好きな人は誰ですか?
……って聞いたら、引かれそう
言いたいのに、怖くて言えない事
武州に居た時、一緒にミツバさんと遊んだ男の子
沖田総悟
小さい頃は遊んだのに、上京した時から話してもない……
地元の武州を離れて、総悟君に会いに行った
「…………」
しかし、早速帰りたくなる事態
門番の人が怖い……
やめよっかな……やめた方が良くね?いっそこの際死んだ事にしようかな!?
諦め半分……いや、諦めて帰ろうとした時
「……あれ?……もしかして……ナマエ……?」
「…………」
嘘だ……
これが、私と遊んでいた総悟君……?
なんかデカくなってるゥゥゥゥ!!
違う人!?いや…でも……栗色の髪だし……でも……私の事覚えてるわけないし……デカくなってるし……似てるけど……デカくなってるし……
「ひ……ひひ……人違いです!!」
脳内で考え、コレは総悟君ではないと答えを出し、否定をした
「……いや……ナマエだろ、確実にナマエだろう」
「ち……ちちち……違いますって!!」
人が否定してるのにコイツめ……
総悟君……なのかな……本当に
「……とにかく……私……帰りますんでェェェェ!!」
叫びながら逃げようとした時
「…………本当にナマエじゃないんですかぃ?」
と、少し寂しそうに言ってきた
……いやいやいや……ナマエだけども、貴方は総悟君じゃないだろうが!!
でも……黙っていくのもこの人には申し訳なさすぎるし……
意を決して、振り返り小声で言った
「……確かに……私は……ナマエですけど……総悟君……じゃないよね?」
まだ分からないので、ビクビクしながら言った
すると、その人は目を見開いて
「やっぱりだ!!そうだよ!!俺は総悟だよ!!久しぶりだなぁナマエ!!」
と、衝撃的言葉をサラッと言った
……総悟君……?
これが……あんなにちっさかった……総悟君!?
「嘘だァァァァァ!!デカイ!!デカいよ!!」
「ハハハッ!!久しぶりだなぁ!!てっきり死んだのかと」
「酷い!!」
しばらく、そうやって叫び合っていると、総悟君は真選組の屯所の中に入れてくれた
立って話すのはダルいからって
それにしても……デカいよ……昔は私と競争してたのに……
なんか……凄い敗北感……