Short(log)
□新八誕記念
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八月十二日
私達いつも通りにグダグダしていた
「ナマエ〜暑いアル……扇風機つけて……」
「私やだ〜銀さんつけて〜」
「お前らな…………あ、新八〜お前がつけろ」
神楽ちゃんから始まった扇風機つけるかのなすり合いは、ついにメガネの新八にも向かった
何気なく、視線を新八に向けた時
新八は、血管ピクピクでキレていた
……これは、一通り泣いたあとか?エシ●ィシみたいにタダっ子のように泣いたのか?
そう思っていると、新八が
「お前ら……いい加減にしろヨークシャテリアァァァァァァァ!!」
と、お通語でツッコんできた
すると、銀さんが
「あぁぁぁぁあ!!うるせェェェェェ!!この暑さでイラついてんのに、そのお通語を使われるともっとイラつくんだよォォォォォ!!」
「んだとゴラァァァァ!!お通ちゃんをバカにするなァァクソ天パァァァ!!」
と、お通ちゃんをバカにしたら喧嘩が始まった
それにイラついた神楽と私は
「うるせェェェェェ!!お前らうるさいアルゥゥゥゥゥゥ!!」
「もっと暑苦しくなるわァァ!!いいから扇風機つけろやァァァァ!!」
と、喧嘩に便乗
いけないとは分かっていても、なにせこの暑さでイライラしているので仕方が無いことだ
四人で殴り合いの喧嘩が始まった
「大体な!!扇風機ぐらい自分でつけろや!!」
「何を言うアル!!動きたくないから頼んだんだヨ!!それくらい分かれヨ!!」
「それに、こんな暑さの中叫ぶなって!!余計温度が上がるわ!!」
「元はといえば銀さんがお通ちゃんをバカにしたんでしょうが!!」
「んだとこのメガネ!!暑さの中ウザったいことを言うからだろうが!!」
「いいから扇風機つけろヨ!!」
「扇風機つける前に暑苦しいんだよ!!みんなが叫ぶから!!」
「んだとナマエお前も叫んでたんじゃねぇか!!」
「大体ねぇ!!僕今日誕生日なんですよ!?酷すぎますよ!!」
新八の一言で四人の喧嘩は収まった
……今なんて?
新八以外の三人でポカンとしていると
「だから、僕今日誕生日なんです!!扇風機如きで喧嘩しないで下さいよ!!くだらない!!あとお通ちゃんをバカにしないでください!!」
と、新八が改めて言った
新八の……誕生日……?
「新八……」
「なんですかナマエさん」
「……アンタの誕生日って……八月八日じゃなかったの?」
私がそう言うと、銀さんと神楽もうんうんと頷いた
新八はえ?と言う顔をして
「なんで八月八日なんですか?」
と、言ってきた
……なんでって……そりゃもちろん
「「「八月八日はメガネの日だよ?/だろ?/アルよ?」」」
私と銀さんと神楽が口を揃えて言った
八月八日を数字にすると0808、八の部分を横にすると∞、∞をよく見ると…メガネに見える……
新八=メガネ
だから、誕生日はてっきり八月八日かと……
そう思い、新八を見ると
また血管ピクピクでキレていた
そして……
「僕って一体なんですかァァァ!?」
と、叫んだ
その声はかぶき町全体に広がったと思う