Short(log)

□去って行く君
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だいぶ走りあと少しで副長の所に着くとき


「ーーーーッ!!なっ…」


また目の前に浪士達が出てきた


「う…嘘だろ…」


これは……挟み撃ちか…

さすがに無理があるだろ…これは……


「……山崎ィ…」


だから……


「……は……い?」


山崎だけは……


私は山崎の襟を掴んだ

そして


「歯ぁぁ食いしばれェェェェェ!!」


投げた

手荒だが、山崎だけは助けないと…

山崎はうまい具合に副長達が居る所に入っていった


「かかってきやがれ!!アンタらの相手は私がする!!」

「ちっ…ふざけるなァァァ!!」


30〜35人ほどの浪士が一気に斬りかかって来た

さすがにこの人数とは殺り合う気にはなれない…


「うおォォォォォォォォォォ!!!!」


でも、あと少し……あと少しで沖田や局長、副長達が来る…それまで戦うだけだ!!

私は気を引き締めるように刀を握り直した
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