Short(log)
□去って行く君
3ページ/8ページ
だいぶ走りあと少しで副長の所に着くとき
「ーーーーッ!!なっ…」
また目の前に浪士達が出てきた
「う…嘘だろ…」
これは……挟み撃ちか…
さすがに無理があるだろ…これは……
「……山崎ィ…」
だから……
「……は……い?」
山崎だけは……
私は山崎の襟を掴んだ
そして
「歯ぁぁ食いしばれェェェェェ!!」
投げた
手荒だが、山崎だけは助けないと…
山崎はうまい具合に副長達が居る所に入っていった
「かかってきやがれ!!アンタらの相手は私がする!!」
「ちっ…ふざけるなァァァ!!」
30〜35人ほどの浪士が一気に斬りかかって来た
さすがにこの人数とは殺り合う気にはなれない…
「うおォォォォォォォォォォ!!!!」
でも、あと少し……あと少しで沖田や局長、副長達が来る…それまで戦うだけだ!!
私は気を引き締めるように刀を握り直した